みなさんこんにちは。
今回はFリーグチーム分析第12弾、中断前分析は最後になります、4位湘南ベルマーレです!
これまでのFリーグ分析は以下をご覧ください!
第8節までの戦績
現在湘南ベルマーレは4勝3分1敗、勝点15で4位となっています。
第1節 | 2022/6/19 | Away | 湘南 | 6○3 | 北九州 |
第2節 | 2022/6/25 | Away | 湘南 | 2△2 | 大阪 |
第3節 | 2022/7/2 | Home | 湘南 | 5○1 | 立川 |
第4節 | 2022/7/9 | Home | 湘南 | 2△2 | 町田 |
第5節 | 2022/7/17 | Away | 湘南 | 3○2 | 長野 |
第6節 | 2022/7/24 | Away | 湘南 | 1△1 | 北海道 |
第7節 | 2022/8/20 | Home | 湘南 | 1●3 | 浦安 |
第8節 | 2022/8/27 | Home | 湘南 | 4○1 | すみだ |
得点数はリーグ2位タイの24点、失点数はリーグ2位の15点です。湘南が1順目に残す相手は大分、横浜、名古屋の3チームです。なお、名古屋戦は2巡目の途中、12月28日に開催されます。
湘南は得点、失点ともにリーグ2位の成績になっていますが、3つの引き分けにより少し勝点を獲得できていない状況になっています。
得点分析
まずは得点についてです。湘南ベルマーレの得点は24点で、1試合平均3点です。
得点パターンの内訳は、定位置攻撃が4点、セットプレーが8点、トランジションが5点、特殊局面が7点とになっています。どの局面でも得点が取れるチームであることがわかりますが、その中でもセットプレーと特殊局面での得点が多くなっています。
特殊局面での得点の内訳ですが、パワープレー返しが4得点です。そのうち2得点がフィウーザ選手です。また、GKを活用したパワープレーでも2得点しており、フィウーザ選手の攻撃力の高さがわかります。
また、セットプレーでの得点内訳です。
コーナーキックが4得点、キックインとフリーキックが2得点です。コーナーキックが4得点ですが、リーグ最多得点となっています。名古屋はセットプレーが得意ということを以前の記事でお伝えしましたが、湘南はセットプレーでの得点はリーグ2位であり、名古屋に次いでセットプレーは得意と言えます。
失点分析
次は失点についてです。総失点は15でリーグ2位です。
失点は定位置攻撃が3点、セットプレーが3点、トランジションが1点、特殊局面は8点となっています。失点は非常に少ないですが、半分以上が特殊局面での失点になっています。
8失点のうち、6失点をパワープレーで失点しています。特に町田、北海道との試合では終了間際に失点し、引き分けに終わっています。仮の話にはなりますが、この2試合で勝ち切れていたらもう少し順位を上げられていますので、勿体ない失点になっていると思います。
逆にパワープレー返しでの失点がありません。パワープレーでの得点も1点ですので、機能しているかということはまだわかりませんが、悪くはない結果ではないでしょうか。
また、定位置攻撃、セットプレー、トランジションでの失点は非常に少なくなっています。
これはやはりフィウーザ選手の貢献度が大きいと考えます。特にトランジションでの失点が少ないことは、上位チームにとって非常に大きいことだと言えます。
湘南ベルマーレ 今後の注目ポイント
湘南は得点、失点ともにリーグ2位につけていますが、3引き分けで勝点が伸び悩んでいます。名古屋との対戦も残しており、優勝争いに食い込むための今後のポイントを解説します。
セットプレーでの得点
湘南はセットプレーでの得点が名古屋に次いでリーグ2位となっています。今後もそのセットプレーで得点を重ねられるかが重要になります。
セットプレーでの得点者は6名であり、特定の選手が得点を量産しているわけではありません。セットプレーでいろんな選手が得点をあげられるということはが湘南の強みであると考えます。
堀内選手の得点王争い
8試合終了時点では、堀内選手が得点ランキング2位につける好調を維持しています。堀内選手は今年シュライカー大阪から加入した選手ですが、チームの得点源なっています。
特殊局面以外の定位置攻撃、セットプレー、トランジションとバランスよく得点を取れていますので、堀内選手がどれだけ得点を伸ばし、得点王争いに絡むことができるかも一つのポイントになると思います。
終了間際の失点を減らせるか
全体的に失点が少ない湘南ですが、終了間際の残り5分での失点が多くなっています。
残り5分での失点はパワープレーが4点、第2PKが1点となっており、ほとんどがパワープレーでの守備に課題があると言えます。得点数、失点数の割に勝点を取れておりませんので、パワープレーで失点を減らすことが直接的に勝点を伸ばすことができる要因になると考えます。
まとめ
今回は湘南ベルマーレを検証しました。得点、失点ともにリーグ2位の湘南ですが、3引き分けが響き勝点を積み重ねられていません。フィウーザ選手を中心に堅守を見せているものの、パワープレーでの失点に課題があると考えています。
当然リーグ優勝が最大の目標だと考えられますから、中断空けの試合では引き分けで勝点を落とす試合は減らさなければなりません。ブラジル代表にも選出されたロドリゴ選手や日本代表内村選手が代表での経験を活かして活躍してくれることも期待したいと思います!
中断空け 湘南vs大分ポイント
中断空けの試合では、12位バサジィ大分と対戦します。大分の分析は #31 バサジィ大分分析 得点・失点から考えるバサジィ大分 で解説していますのでぜひご覧ください。
大分は中断空けの試合でもすみだに敗戦し、苦しい状況が続いています。さらに三浦選手、荒牧選手、小門選手、本石選手が怪我で離脱している状況で、この試合からは2人の外国籍選手や特別指定での加入選手があり、全く異なるチームになる可能性があります。立ち上がりは特に相手がどのようなプレーをしてくるかを確認しながらの試合になるかもしれません。
この試合はフィウーザ選手の活躍が多くみられるかもしれません。定位置攻撃での得点が多い大分に対して、シュートストップに優れるフィウーザ選手を中心に、定位置攻撃の失点が少ない湘南になります。大分が攻撃、湘南が守備という一方的な構図にはならないと思いますが、大分が攻め、湘南が守る際はこの試合の最大の注目ポイントになると思います。
また、湘南は終盤の時間帯を守り切れるかという点にも注目です。順位的にも状況的にも湘南がリードする展開になる可能性は高いと思いますが、終盤の時間帯は注目だと考えています。ここも、湘南が守り切れるかがポイントです。
湘南vs大分は10/30(日)15:15から、小田原アリーナで開催されます。当日は以下のリンクからABEMAでご覧ください!
それでは今回は以上になります!ありがとうございました!
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