#24 フウガドールすみだ分析 得点・失点から考えるフウガドールすみだ

フウガドールすみだ

みなさんこんにちは。

前回は名古屋オーシャンズについて、得点と失点から分析してきました。

今回は第二弾、6位フウガドールすみだです!

第8節までの戦績

現在フウガドールすみだは3勝1分4敗、勝点10で6位となっています

第1節 2022/6/18 Home すみだ 1●3 大阪
第2節 2022/6/25 Away すみだ 4○1 立川
第3節 2022/7/1 Home すみだ 3●4 町田
第4節 2022/7/10 Away すみだ 3○1 長野
第5節 2022/7/15 Home すみだ 7○2 北海道
第6節 2022/8/7 Away すみだ 2△2 浦安
第7節 2022/8/22 Home すみだ 1●4 名古屋
第8節 2022/8/27 Away すみだ 1●4 湘南

得点数はリーグ6位タイの22点、失点数は名古屋、湘南に次ぎリーグ3位の18点です。すみだが1順目に残す相手は大分、横浜、北九州の3チームです。

得点分析

まずは得点についてです。フウガドールすみだの得点は22点で、1試合平均2.75点です。

得点パターンの内訳は、定位置攻撃が2点、セットプレーが7点、トランジションが9点、特殊局面が4点となっています。地域リーグ時代からのイメージ通りで、トランジションからの得点が最多です。

得点の傾向から考えると、すみだの強みはセットプレーとトランジションと考えます。セットプレーとトランジションで全体の70%以上の得点を挙げています。

セットプレーの内訳はCK、KI、FKとバランスよく得点を挙げています。セットプレーの得点は清水和也選手が3点、田口元気選手が3点、清水誠也選手が1点となっています。この3名には注意する必要があると考えます。

トランジションですが、現時点でリーグ2位の得点数です。

また、トランジションでの得点時のボールを奪った位置を調べました。

相手陣地でボールを奪い、ゴールに結びつけた得点が多くなっています。押し込まれた際でもボールを奪えば得点を奪うことができるということがチームとしても共通認識とされているかもしれません。

また、すみだの得点者集計です。清水和也選手がチームトップの6得点、次いで中田秀人選手、清水誠也選手、田口元気選手が続きます。

何と言っても清水兄弟で9得点を挙げており、すみだの攻撃はPivoが中心と言えるでしょう。それだけに定位置攻撃での得点が少ないことは今後の課題と言えます。

失点分析

次は失点についてです。総失点は21でリーグ4位タイです。

比較的均衡ですが、定位置守備とセットプレーでの失点やや多めとなります。

セットプレーでの7失点のうち、4失点をCKから失点しており、インサイドからもアウトサイドからも失点しています。また、CKからの失点は北九州に次いで2番目に多く、改善ポイントかもしれません。

セットプレー全体としても失点数はリーグ2番目の多さになります。上位4チームである名古屋、浦安、湘南、町田がセットプレーの失点数が少ないことを考えると、上位に食い込むにはいかにセットプレーで失点しないかということが重要であると考えます。

一方トランジションの失点数はリーグ4番目の少なさです。

攻守の切り替えの速さがすみだの強みと言えます。強いて言えば、もっとトランジションでの失点は減らしたいのではないでしょうか。

フウガドールすみだ 今後の注目ポイント

ここまでフウガドールすみだの得点、失点を分析しました。すみだの注目ポイントを考察します。

トランジション

まずは何と言ってもトランジションです。すみだの得点源であり、対戦相手も警戒すべきポイントになります。対戦する相手としては、シュートで終わり、インプレー中に攻守が入れ替わる回数を減らすことが重要です。守備でもトランジションでの失点はリーグの中では少ない傾向にあり、攻守ともにトランジションはすみだの強みと言えます。

2人の兄弟Pivo

清水和也選手、清水誠也選手の2人でチームの40%以上の得点を挙げており、すみだの魅力は清水兄弟の両Pivoと言えます。チームも3-1システムを採用しており、攻撃の起点となっています。定位置攻撃での得点が2点というのはかなり気になりますが、中断期間で注力される可能性はあるでしょう。清水和也選手はアジアでの戦いの末にまたレベルアップしてクラブに帰ってくると思われますので、期待大です。

セットプレー

セットプレーは中断期間での改善ポイントであると考えます。得点数はまずまずの数字だと思いますが、星龍太選手が0得点なのは個人的に気になるところです。名古屋時代にはアウトサイドから強烈なボレーシュートを決めていたので、中断空けに期待したいです。

また、上位陣と比べると失点数は多くなっています。得意のトランジションに繋げるためにリスクをかけているところもあるかもしれませんが、セットプレーでの失点数が減ってくれば勝点を拾える試合も増えてくるかもしれません。

まとめ

今回はフウガドールすみだを検証しました。地域リーグ時代から「切り替え0秒」でお馴染みのすみだは、現在もトランジションでの得点を中心にFリーグの舞台で戦っています。これからもそのベースを中心のその他のフェーズでの得点を増やし、失点を減らすことが上位進出に繋がるのではないかと考えます。

すみだは現実的にはプレーオフ圏内を目指すことになると思います。3位町田との勝点差は6。残り14試合ありますので、巻き返しはまだまだ可能です。

それでは今回は以上になります!ありがとうございました!次のチームの分析もお楽しみに!

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