#127 フットサルトランジション フィニッシュ局面(ゴールを守る)

トランジション

みなさんこんにちは。

これまでフットサルトランジションについて解説してきましたが、その中でフットサルトランジションの構造は4つに分けて考えることを紹介しました。

  1. トランジションの始まり
  2. オープニング(トランジションの最初のアクション)
  3. 前進/撤退
  4. フィニッシュ

そして今回はその最終回、「フィニッシュ」の局面の守備、「ゴールを守る」について解説していきたいと思います。

フィニッシュ局面の「ゴールを奪う」については、以下の記事をご確認ください。

これまでのトランジションの始まり、オープニング、前進/撤退の記事を以下に記載しますので、併せてご覧いただければと思います。

#116 フットサルトランジション トランジションの始まり 攻撃から守備
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#118 フットサルトランジション トランジションのオープニング 守備から攻撃
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#120 フットサルトランジション 前進
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トランジションのフィニッシュ局面とは

まずは前回同様、フィニッシュ局面の定義について解説します。

フィニッシュ局面の状況としては、オープニングが完了後の前進または撤退が進み、ゴール前にボールが運ばれてきている状況を指します。具体的な場所としては、ゴールから15m以内程度にボールがある場合です。

「ゴールを守る」際において、どのようにフィニッシュに持ち込ませないかについて解説していきたいと思います。今回はフィニッシュ局面の守備、「ゴールを守る」についてです。

フィニッシュ局面 ゴールを奪う

それでは、フィニッシュ局面のゴールを守るということに関して具体的に解説していきたいと思います。

フィニッシュ局面の守備に関しては、大きく2つに分かれます。まず最初はシュートを打たせないようにすること、そしてどのようにシュートを打たせるのかということです。それではそれぞれ解説していきます。

シュートを打たせない

まず最初はシュートを打たせないようにすることについてです。トランジションにおける数的不利の守備においては、撤退ラインを定めておくことが重要です。撤退ラインとは、FPがどこまで下がるかという基準となるものいです。一般的には2対1や3対2のような1名の数的不利の場合はゴールから10m~12m、3対1のような2名の数的不利の場合はゴールから8m程度を撤退ラインとすることが多くなります。そして、その撤退ラインよりゴール側に侵入させないようにすることで、シュートを打たせないことが理想になります。それでは、具体的なプレーについて解説します。

2対1の場合

まずは2対1の場合です。2対1の場合は撤退しながらパスラインを限定し、相手のプレーを制限することが重要になります。

パスラインを限定されると、他の選択肢はドリブルまたはシュートになります。縦へのドリブルに対しては撤退ラインに侵入される前にボールにアタックできるような距離感を維持しましょう。距離を詰めた状態で縦にドリブルで侵入される分には、良いシュートやパスはしづらくなりますので守備側としては良い対応だったと言えるでしょう。

3対2の場合

次は3対2の場合です。3対2も2対1のときと同様、1つのパスラインを制限しながら撤退することになります。ここで問題になるのがどちらからパスラインを制限するかということですが、方法は主に3つあると思います。

利き足側から制限する場合

まずは利き足側から制限する場合です。この方法の意図は、相手を誘導した先にボールホルダーが利き足でない足でボールを持つことになり、ミスを誘導しようとするものです。

狭い方から制限する場合

次に、狭い方から制限する場合です。この方法の意図は、もし誘導したい方向と逆側を使われた場合でも狭いエリアであるため、比較的守りやすくするためです。

広い方から制限する場合

次は広い方から制限する場合です。この方法は、狭い方に誘導して2対2を作るため、ボールを奪いやすくするメリットがあります。

一方で、制限しているサイドにパスを出された場合、相手に広いエリアでシュートを狙われる可能性があります。

3対1の場合

3対1の場合ですが、この状況においてはシュートを打たせないようにすることは非常に困難です。どのようにシュートを打たせるかでまた解説したいと思います。

どのようにシュートを打たせるか

次に、どのようにシュートを打たせるかという点です。これは相手に撤退ラインを越えられてしまっている状況で、相手がシュートを打てる可能性が高いですが、どのように失点をしないかということです。このときの基本的な考え方としては、GKを含めて数的同数に持ち込むということです。具体的に解説していきます。

フリーで撤退ラインを超えられた場合

まず最初に相手に撤退ラインを越えられ、フリーな状態の場合です。この場合は、基本的にボール保持者にはGKがペナルティエリアぎりぎりまで出て対応します。

その際、FPはマンツーマンで対応します。なぜならば、GKがゴールを空けてボールホルダーに対応している以上、絶対に相手に先に触られてはいけないからです。

原則的には、GKが出てFPはマンツーマンで対応することで、2対1の場合にはGKを含めて2対2、3対2の場合にはGKを含めて3対3に持ち込むことでゴールを守ります。

また、撤退ラインを超えられた際にフリーであっても、FPが近い位置にいる場合は、二度追いして対応することも可能です。

注意しなければならない点としては、どちらもボールホルダーに対応してしまい、ゴール前でフリーな選手を作られてしまうことです。この時、ゴールを空けている状態になりますので、そこにパスをされてしまうとほぼ失点してしまうでしょう。

ボールにアタックできながら撤退ラインを超えられた場合

次は、ボールホルダーに対してアタックできている状態で、ドリブルで撤退ラインを超えられた場合についてです。この時にはボールにアタックできていますので、そのままアタックを続けましょう。GKはゴールを守り、セグンドへのパスや中央に折り返しのパスが通ってきたときに対応できるように準備しておきましょう。

3対1の場合

次に、3対1の場合について紹介します。3対1は撤退ラインをゴールから8m付近に設定しますが、シュートを打たせないようにするのは非常に困難です。可能な限り良い状態でシュートを打たせないようにしながら、最終的に可能性の低い場所を選択させ、ミスを誘うイメージです。

基本的には、相手は中央でシュートを狙うでしょうから、撤退ラインに侵入される前にシュートに対してアタックします。必ずしもFPがシュートを止められるわけではありませんので、GKと強力しながらストップします。

相手がサイドへのパスを選択した場合ですが、FPが飛ばしのパスを切れるように絞ります。

しかし、ワンタッチでパスを出されてしまうとFPはそのパスラインを切ることは難しくなるので、GKがスライドして対応しましょう。

中央からパスを受けた選手がコントロールした場合には、GKがその選手に寄せます。コントロールした場合には、少し時間ができますので、FPは逆へのパスに対応できるように準備しましょう。

問題は、中央の選手にリターンパスをした場合ですが、この選手にはほかに撤退する選手が戻って対応する必要があります。

どうしても無理な場合は逆サイドに対応していたFPの守備者が遅れてでもシュートコースを制限するしかありませんが、ここまでGKと1名のFPが時間を作ってくれたにも関わらず撤退できないのは、撤退者に問題があると考えて良いでしょう。

このように、3対1は少しずつ相手の可能性を制限しながら、ミスを誘うことが重要になります。FPとGKの連携、スライドのスピード、残りのFP3名がどれだけ早く撤退できるか等、様々なことを遂行できた場合にゴールを守ることができるものと考えます。

フィニッシュ局面(ゴールを守る) まとめ

今回はトランジションにおけるフィニッシュ局面の守備について解説しました。フィニッシュ局面の守備においては、まずはシュートを打たせないことが重要です。パスラインを限定しながら撤退ラインよりゴール側に侵入させないようにアタックし、シュートを打たせないようにしましょう。

次に重要なことは、どのようにシュートを打たせるかということです。パスラインを制限している場合でも、そちら側にパスをされてしまう場合も十分にあります。その際に、GKと協力しながら数的同数を作ってゴールを守ります。GKがゴールを空けてボールホルダーに対応した場合には、FPが相手に先に触られない距離でマンツーマン対応することが重要です。

それでは今回は以上になります。間でフットサル日本代表のアジアカップに関する記事を挟みましたが、トランジションの構造について9つの記事に分けて解説しました。また振り返りでご覧いただければと思います。ありがとうございました!

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