#117 フットサルトランジション トランジションの始まり 守備から攻撃

トランジション

みなさんこんにちは。

前々回、フットサルのトランジションの構造について解説しました。

その中でフットサルトランジションの構造は4つに分けて考えることを紹介しました。

  1. トランジションの始まり
  2. オープニング(トランジションの最初のアクション)
  3. 前進/撤退
  4. フィニッシュ

今回は前回同様その1つ目、「トランジションの始まり」について解説したいと思います。

前回は攻撃から守備の局面について解説していますので併せてご確認ください。

今回は守備から攻撃の局面についてです。ぜひご覧ください!

トランジションの始まりとは

最初にトランジションの始まりの詳細についてのおさらいです。前々回の記事でも解説しましたが、トランジションはボールを奪うまたは奪われることによって発生します。つまり、トランジションの始まりとは、「攻守が入れ替わる時(ボールを奪うまたは奪われる時)」のことです。

ここで重要なこととしては、攻撃、守備のどちらでも意図的にトランジションを起こすことです。

つまり、攻撃時にはボールの奪われ方を、守備時にはボールの奪い方をチームとして共有しておくことで、より再現性の高いトランジションの状況を生み出すことができます。

その事例をさまざまな守備戦術の特徴から具体例を挙げて解説していきたいと思います。

トランジションの始まり 守備から攻撃

今回は守備から攻撃、つまりボールを奪ってから相手にトランジションを仕掛ける場合についてです。この時に重要なのは、自分たちの守備がどこでボールを奪おうとしているかを共通認識しておくことです。

守備ラインに応じた特徴

まずは守備ラインに応じた特徴を解説したいと思います。

オールコートプレス

まず最初はオールコートプレスについてです。オールコートプレスは、相手のゴールに近い位置で守備をするため、ボールを奪った際にはすぐにシュートに持ち込むことができるという点が特徴です。

オールコートでのプレスを行う場合には、ボールを奪ったらまずはシュートを狙うこと、味方の選手もすぐにゴール前に侵入していくことが重要です。

ハーフコートプレス

次はハーフプレスについてです。ハーフコートプレスは、ボールを奪ってからシュートまでは時間がかかることが特徴です。ボールを奪った選手がそのままゴールを狙うことは難しく、パスやドリブルで相手ゴール前までボールを持ち運ぶ必要があります。

自陣ゴール近くで守備をすることになりますので、まずは失点しないように心がけながら、ボールを奪った瞬間に勇気を持って相手陣地のスペースに飛び出していくことが重要です。逆にボールを奪われてしまうとピンチを招くことになりますので、特に自陣を出るまでは相手にボールを奪い返されないようにすることも重要になります。

守備戦術に応じた特徴

次には、守備戦術に応じた特徴を解説します。

マンツーマンディフェンス

まずはマンツーマンベースでプレスを行う場合です。これはマーク交換をする守備を含みますが、ベースはマンツーマンで守備をするものとして考えます。

マンツーマンディフェンスでボールを奪うポイントとしては、守備1列目のサイドFixoのPivoへのパスをカットすることが考えられます。

守備1列目のサイドでボールを奪った場合には、いわゆる直接カウンターと呼ばれるボールを奪った選手がそのままシュートまたはパス1本でシュートに向かうことが理想です。1列目のサイドでボールを奪いそうになったら、1列目のもう1人いる選手はゴールに向かえるような準備でGKと2対1の状況を作り出すことを目指しましょう。

FixoがPivoへのパスをカットした場合ですが、4対3ができる可能性があります。4対3の攻撃はスペースがそこまでありませんので、バックパスやマイナス方向のドリブルをしてしまうとすぐに同数に戻ってしまいます。4対3でゴールを目指したい場合としてはFixoがしっかりとボールを運ぶことと、パスが相手守備ラインを超えることが重要です。

ゾーンディフェンス

まずはゾーンでオールコートプレスを行う場合です。抜けてくる相手に対して守備者はついていかず、エリアを守る守備です。

詳細は以下でも解説しているので、ご参考にしていただければと思います。

ゾーンディフェンスでボールを奪いたい場所としては、センターレーンです。

ゾーンディフェンスは、各自が定められたエリアを守る戦術で、マンツーマンディフェンスよりも中央のエリアを埋める形になります。ボールホルダーにプレスをかけて自由を奪い、横または斜め後ろ方向に相手を誘導し、逆サイドや中央へのパスをカットしたい守備戦術になります。

中央でボールを奪えた場合、オールコートプレスであれば相手ゴールが近いため直接カウンター等で素早くゴールを目指し、ハーフコートディフェンスであれば素早く両サイドを味方選手が追い越して人数をかけることが需要になります。

守備から攻撃 トランジションの始まり まとめ

今回はトランジションの構造の一つ目、「トランジションの始まり」の守備から攻撃の局面について解説しました。

定位置守備からボールを奪って相手に仕掛けるトランジションについては、自分たちの守備でどのようにボールを奪うかを想定しておくことで、トランジションを発生させる回数が増えてくると思います。オールコートディフェンスではショートカウンター、ハーフコートディフェンスではロングカウンターが増える可能性があり、対戦相手の特徴によっても採用するディフェンスは変わってきますが、自分たちがどのようなトランジションが得意かを踏まえた上でもどのような守備戦術を採用するを考えることも有効でしょう。

それでは今回は以上になります。次回はトランジション局面の2つ目、「オープニング(トランジションの最初のアクション)」について解説する予定です。ありがとうございました!

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