みなさんこんにちは。
現在、FリーグDiv.2の各チームの分析をしています。第9回はポルセイド浜田です。ぜひご覧ください!
これまでのF2チーム分析記事も併せてご覧ください!
ミラクルスマイル新居浜 戦績
まずは昨シーズンの戦績についてです。
昨シーズンの新居浜は6勝2分10敗の勝点20、7位でシーズンを終了しています。
節 | 日時 | 相手 | スコア |
1 | 2024/06/02 | ボアルース長野 | 0⚫︎4 |
2 | 2024/06/08 | 広島エフ・ドゥ | 2△2 |
3 | 2024/06/15 | デウソン神戸 | 0⚫︎6 |
4 | 2024/06/22 | ポルセイド浜田 | 2⚫︎7 |
5 | 2024/06/29 | ヴィンセドール白山 | 2⚫︎3 |
6 | 2024/07/06 | リガーレヴィア葛飾 | 3△3 |
7 | 2024/07/13 | エスポラーダ北海道 | 6⚫︎7 |
9 | 2024/07/28 | マルバ水戸FC | 3⚫︎4 |
8 | 2024/08/11 | アグレミーナ浜松 | 4○3 |
10 | 2024/10/14 | ボアルース長野 | 1⚫︎2 |
11 | 2024/10/20 | 広島エフ・ドゥ | 4○3 |
12 | 2024/10/25 | デウソン神戸 | 2○1 |
13 | 2024/11/04 | ポルセイド浜田 | 1⚫︎3 |
14 | 2024/11/10 | ヴィンセドール白山 | 6○2 |
16 | 2024/11/24 | エスポラーダ北海道 | 1⚫︎7 |
17 | 2024/12/01 | アグレミーナ浜松 | 5⚫︎6 |
18 | 2024/12/08 | マルバ水戸FC | 4○2 |
15 | 2024/12/28 | リガーレヴィア葛飾 | 4○3 |
それでは、具体的に得点や失点の傾向について分析していきたいと思います。
得点傾向
まずは得点傾向についてです。
新居浜の得点としては、総得点が50得点でリーグ7位となっています。内訳としては、定位置攻撃が16点、セットプレーが10点、トランジションが18点、特殊局面が6点となっています。
他チームとの比較においては、定位置攻撃がリーグ8位、セットプレーがリーグ7位、トランジションがリーグ3位、特殊局面がリーグ8位となっています。
新居浜の特徴としては、トランジションでの得点が多いこと、定位置攻撃やセットプレー、特殊局面での得点が少ないことです。
この傾向から見ると、新居浜は縦に速い攻撃を持ち味としていることが考えられます。チーム最多得点は13得点で濱田選手ですが、トランジションでの得点が8得点とトランジションが中心の新居浜の攻撃を牽引したことがわかります。
一方で、定位置攻撃やセットプレー、特殊局面といった局面での得点数は少ない傾向にあります。このことから考えられることとしては、攻撃に関しては選手の自由度が高い可能性があることです。そう考えると、セットプレーや特殊局面といった再現性が高い局面にそこまで注力されなかったのかもしれません。
今シーズン、得点力アップを目指したいところだと思いますので、特に効果が早めに出そうなセットプレーのトレーニングを中心に行う必要があると考えられます。
次に、直近2シーズンの推移を示します。
前シーズンと比べ、1試合平均得点数が増加しており、全体的な得点力はアップしたことがわかります。2023-2024シーズンは得点数が最下位だったためそこからの改善はできていますが、もう少し得点力を上げたいところでしょう。
前シーズンと比較し、セットプレーとトランジションは大きな増加となっています。トランジションについては、強みとできているので効果が出てきています。セットプレーは2023-2024シーズンがかなり少なかったことから、この数字を見る限りでは注力してきたと考えられます。ただ、他チームと比較した場合には少なくなっていることから、今シーズンも継続して強化したいポイントになるでしょう。
失点傾向
次に失点傾向についてです。
新居浜の失点としては、総失点が68失点でリーグ9位となっています。内訳としては、定位置攻撃が25点、セットプレーが19点、トランジションが12点、特殊局面が2点となっています。
他チームとの比較においては、定位置攻撃がリーグ8位、セットプレーがリーグ9位、トランジションがリーグ2位、特殊局面がリーグ5位(最下位)タイとなっています。
新居浜の特徴としては、総失点が多い中で、定位置攻撃やセットプレー、特殊局面での失点が多く、トランジションでの失点が少ないということです。
このことから見ても、トランジションについては攻守ともに強化してきたポイントであることがわかります。トランジションでの失点がリーグ2番目に少ない一方で、その他の3局面がリーグ内でも多くなっていることは課題であるでしょう。
短期的に改善できるポイントとしてはセットプレーでしょう。
コーナーキックでの失点がリーグ8位タイ、キックインが8位と、どちらもリーグ内で多くなっています。セットプレー守備が安定してくれば、短期的に失点数を減らすことができるでしょう。
また、第2PKでの失点数がリーグ最多となっています。
他チームが0または1ですので、新居浜の4失点は多くなっています。第2PKでの失点が多くなっているということですが、ファウルが多いことが考えられます。
新居浜は6個目以上のファイルをした回数が合計6回あり、広島と並んでリーグ最多となっています。
また、1試合平均ファウル数としても、前半後半ともにリーグ最多となっています。5つ以内に収められていれば効率よくファウルを利用できていると言えますが、ファウル数が多く第2PKを与えている数も多くなっているため、ファウル数には注意して戦いたいところだと思います。
次に、直近2シーズンの推移を示します。
新居浜は1試合平均失点数が1点以上減少しており、守備は改善していることがわかります。定位置攻撃の失点数はリーグ内では多くなっていますが、それでも全シーズンと比べると大幅に減少している結果になっています。2023-2024シーズンが定位置攻撃の失点数がかなり多かったことはありますが、改善できているポイントです。また、トランジションはリーグ内でも少ない傾向にありますが、こちらも減少傾向にあります。
昨シーズンは守備が全体的に改善されたことがわかりますが、それでもリーグ内でも失点は多い方ですのでさらなる改善に期待したいところです。
今後についての展望
最後に、今後の展望について分析したいと思います。
Fリーグ参入後2シーズン目となる新居浜。昨シーズンはトランジションを強化したと考えられ、得点も失点もリーグ内でも良い結果を残すことができています。縦に速い攻撃やそれに対抗する守備が得意であり、そのような試合展開に持ち込むことが強みになると思われます。
トランジションに大きな特徴があると考えられる新居浜ですが、前シーズンからは減少傾向にあるものの、失点数はリーグ内で多くなっています。特にセットプレーについては短期的に改善が見込める局面であるため、順位を上げるには必要なポイントだと思います。
また、トランジションの強みを活かすために、定位置守備をより強化したいところでしょう。守備からうまくトランジションに繋げられる守備の設計ができればと思われます。
今回はミラクルスマイル新居浜について分析しました。F2チーム分析はこれで終了となります。ありがとうございました!
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