みなさんこんにちは。
2026-2027シーズンに向けたFリーグチームの2025-2026シーズン分析、今回はF1の最終弾、名古屋オーシャンズです!ぜひご覧ください!
他のチームの分析についても以下でご覧いただけます。ご一緒にどうぞ!











名古屋オーシャンズ 戦績
まずは昨シーズンの戦績についてです。 昨シーズンの名古屋は、20勝2分5敗の勝点62、優勝でシーズンを終了しています。

2024-2025シーズンは優勝を逃し、絶対王者としての威厳をかけた戦いとなった昨シーズン、OBで元日本代表監督の木暮監督を招聘して王者奪還に臨み、見事優勝を果たしました。
それでは、具体的に分析していきたいと思います。
得失点傾向
まずは得点と失点の傾向についてそれぞれ数字を示します。


名古屋の得失点数をまとめると以下の通りです。

また、リーグ内の得失点の順位も示します。

各局面での得失点を他チームとの比較したグラフも示しておきます。








それでは、名古屋の具体的な分析をしていきたいと思います。
名古屋の特徴
それでは、名古屋の特徴を分析していきます。
多彩な定位置攻撃
昨シーズンの名古屋の定位置攻撃は非常に多彩だったと思います。日本人の特徴を活かした4-0での攻撃が多く見られた中で、清水選手や中島選手がPivoとして最前線でプレーすることもあり、選手の個性を活かした起用がされていたように思います。



このように4-0から得点の得点はリーグトップ、Pivo当てやPivo自身の1対1など、3-1でPivoを活用した攻撃でもリーグトップクラスの結果になっています。
今シーズンについては、PivoだけでなくAlaやFixoでもプレーできる本石選手やアジリティやスピードに優れる松川選手などが加入し、志向する戦術に合った選手の補強がされており、今シーズンも同様の傾向が続くと思われます。

コーナーキックのインサイド
優勝した名古屋ですが、そもそもの失点数は少なく、攻撃だけではなく守備もリーグ屈指となっています。その中で、コーナーキックにおいてインサイドを攻略されて失点した数がリーグ内で多い傾向にあります。


失点したシーンを見ると、インサイドでもよりキッカーに近い1番のところに対して速いパスを狙われています。1番のところをパスが通ってしまうとなかなか止めるのが難しくなりますので、気を緩みがちな1番のところは注意でしょう。
名古屋から得点を奪うとしたらセットプレーというのはどのチームも考えることだと思います。その中でさらに1番のところしかなかなか隙がないとも言えます。

ボール奪還へのスピード
名古屋と対戦するチームとしての狙いの一つはトランジションだと思います。しかし、トランジション攻撃に対抗して、名古屋としてもボールを奪われた瞬間の対応を早くし、ボールを奪い返して得点を奪っています。


ボールを奪った瞬間に相手が良い状態になる前に2人で囲むシーンが多く見えます。その状態をうまく作り出し、再攻撃に繋げることができています。

自陣から受けるロングカウンター
トランジションを受けたときにボールを奪い返すような試みはされている一方で、ロングカウンターを受けて失点することも昨シーズンの名古屋はありました。

相手陣地(ゾーン3とゾーン4)で奪われて失点したことが、トランジション失点数の3分の2を占めています。

特に相手ゴールから10m以内のゾーン4からのトランジション失点はリーグ最多タイとなっており、押し込んだ状況からロングカウンターというのは他チームにとっては一つの狙いになるでしょう。
そのためには、ボールを奪った瞬間に奪い返されないことが重要になります。逆に名古屋としては、そこでボールを奪い返せるか、カウンターをさせないように相手のプレーを遅らせることができるかが重要なポイントだと思います。

少しの隙でのパワープレー失点
昨シーズンの名古屋は、パワープレーでの失点が多くなっています。

もちろん、チームとしてパワープレーをされる機会が他チームと比較して多かったということは当然影響しています。
一方で、パワープレー返しでの得点は失点よりも少なくなっています。

実際のパワープレー守備を見ると、うまく旋回しながら守れている印象ではあります。ただ、飛ばしのパスを入れられたり、少しスライドが遅くなったりすることがあり、その時に相手にスーパーシュートを打たれることやワンタッチパスを何本も繋がれるなど、少し不運な部分もあります。
今シーズンもパワープレーを受ける機会はあると思いますし、長い時間されることもあるかもしれません。その時にちょっとした隙を作らないようにすることが重要でしょう。

シーズン別の傾向比較
ここ4シーズンの得失点の傾向を比較します。まずは得点です。

総得点に関しては少し減少していることがわかります。その要因は特殊局面で、定位置攻撃やセットプレー、トランジションでは大きな変化はありません。

特殊局面については、パワープレーで大きく減少していることがわかります。昨シーズンよりは実施する機会が少なかったことや、リードしている状況でもパワープレーをしていることも影響していますが、昨シーズンもビハインドの状況はあったため少し得点数が少ないようには感じられます。
次は失点です。

3シーズン連続で減少しており、セットプレーと特殊局面で減少が見られます。


セットプレーはコーナーキック、キックイン、フリーキックは全て減少しています。特殊局面については、パワープレーが増加しているものの、パワープレー返しやGK活用での失点が減少し、総失点は減少する結果になっています。
絶対王者の名古屋と言えば得点力のイメージはありますが、近年では得点ともに失点が減少してきています。この結果から、破壊力よりも安定感のあるチームになっているのでしょう。

まとめ
今回は名古屋オーシャンズについて解説しました。
2024-2025シーズンで優勝を逃し、木暮新監督のもと王者奪還を果たした名古屋。日本代表経験者が多く在籍し、屈指の戦力を誇ります。各クラブも強化され、名古屋も苦戦する状況になっている近年ではありますが、昨シーズンの名古屋は強さを見せたシーズンだった印象です。多彩な定位置攻撃を武器にしつつも、献身性が高く守備もしっかりこなし、安定した戦いぶりを見せていました。
今シーズンからは下部組織から育った生え抜き選手を契約満了とし、代表クラスの即戦力を補強しました。これはクラブの覚悟が見えるように思います。結果を残さなければどんな選手も居場所がなくなる可能性があり、チーム内の競争もより熾烈になるのではないでしょうか。より強さを増すと思われる今シーズンですが、それに対抗できるのはどのチームなのか、それも期待したいと思います。
それでは名古屋オーシャンズの分析は以上になります。ご覧いただきありがとうございました!

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