みなさんこんにちは。
2026-2027シーズンに向けたFリーグチームの2025-2026シーズン分析、今回はF1の第6弾、ボアルース長野です!ぜひご覧ください!
他のチームの分析についても以下でご覧いただけます。ご一緒にどうぞ!





ボアルース長野 戦績
まずは昨シーズンの戦績についてです。 昨シーズンの長野は、5勝7分15敗の勝点22、11位でシーズンを終了しています。

特にレギュラーシーズンの前半戦はなかなか勝利を掴めず1勝のみとなりましたが、後半戦の終盤に徐々に勝点を重ねて残留争いに踏みとどまった長野。ファイナルシーズンでは勝利することができず、最終節の試合が終了した後にも残留が決まりませんでしたが、横浜が敗戦したことによりなんとか残留となりました。
それでは、具体的に分析していきたいと思います。
得失点傾向
まずは得点と失点の傾向についてそれぞれ数字を示します。


長野の得失点数をまとめると以下の通りです。

また、リーグ内の得失点の順位も示します。

各局面での得失点を他チームとの比較したグラフも示しておきます。








それでは、長野の具体的な分析をしていきたいと思います。
長野の特徴
それでは、長野の特徴を分析していきます。
逆転への自信を生んだパワープレー
長野の最大の特徴としては、パワープレー攻撃で、リーグ最多得点数を誇っています。

また、第12節の大分戦と第16節の北九州戦はパワープレーでビハインドから試合をひっくり返して勝点3を獲得、第19節の横浜戦は勝点1を獲得し、パワープレーによって形勢を逆転させることに成功しています。

特にレギュラーシーズンの後半戦からはパワープレーを重点的に強化してきたことが考えられます。ビハインドの状況であってもパワープレーで逆転できるという自信がチーム内にもあったのではないでしょうか。そのメンタル面の向上が最終的な残留に繋がった可能性はあると思います。

マーク管理が課題の定位置守備
昨シーズンの長野は、定位置守備での失点数がリーグ最多となりました。内訳としては、ハーフに引いた状態のときと、プレス回避での失点と、どちらも多くなっています。


その中での失点内訳としては、1対1やPivoの1対1は多くありません。


逆にPivo当てやその他のパターンで多くなっている傾向があります。


個人の部分でやられることは多くないものの、2人組やグループでの攻撃に対して後手に回っていることがわかります。
特に多くなっているのが、ハーフに引いた状況でのPivo当てです。

試合を見ると、Pivo当て時のマークエラーが多く発生しています。背後へのランニングについていく部分と、マークチェンジエラーが見られますので、改善が必要になるでしょう。

また、特にプレス回避においては1対1やPivo当て以外の失点が多くなっています。その内訳として、ワンツーやゴーなどの背後へのランニングに加え、GKへプレスをかけた際に回避されて失点しています。GKへのプレスの対応としては、数的不利をうまく回避された訳ではなく、背後へのランニングに対応できなかった失点になります。数的不利の問題ではなく、守備としてマーク管理に大きな課題が見えます。

プレス回避から受けるショートカウンター
長野はトランジションでの失点が多くなっています。その内訳は大半が定位置攻撃から奪われて失点したものになります。


その定位置攻撃の中では自陣であるゾーン1とゾーン2でボールを奪われたことによるトランジション失点が多くなっています。

これは定位置攻撃におけるプレス回避がなかなかうまくいかず、失点をしてしまっていることが原因であると考えられます。実際のプレーを見るとボールホルダーがプレスをかけられてボールを奪われてしまうシーンが多いように思います。ボールホルダーにプレスがかかった状況におけるサポートについてもう少し手厚くすることが必要になるのではないでしょうか。

インサイド狙いのセットプレー
長野としては、本来はセットプレーで効果的に得点を挙げたいところでしょう。しかし、リーグ最小タイの得点数となってしまいました。



その内訳を見ても、主要なコーナーキック、キックイン、フリーキックの全てでリーグ内では少ない得点数となっています。
コーナーキックとキックインについてですが、インサイドに集中して狙いを持っていることが見受けられました。チームの狙いとしてインサイドの優先順位が高いのだと考えられます。
一方で、アウトサイドからのシュートが少ないことは気になります。どのチームも基本的にはインサイドを閉める守り方をしますが、アウトサイドへの警戒がなければインサイドは非常に狭くなります。アウトサイドからの得点も作りたいところでしょう。

シーズン別の傾向比較
ここ4シーズンの得失点の傾向を比較しますが、2023-2024シーズンと2024-2025シーズンはF2での戦いでしたのでそれを踏まえて解説します。まずは得点です。

F2時代とはやはり状況が異なり、F1での戦いはなかなか得点を奪うことができない展開になりました。2024-2025シーズンから大きく減少しているのは定位置攻撃とセットプレーですが、セットプレーについてはもう少し得点を重ねたかったこともあるでしょう。
F1だった2022-2023シーズンと比べると、総得点が大きく減少する結果になっています。セットプレーとトランジションで大きく減少していますので、今シーズン得点を増やしたい局面になるでしょう。
次は失点です。

F2時代の2024-2025シーズンからは大きく増加しています。特殊局面以外では全局面で増加していますが、定位置守備の失点が多いことと、プレス回避におけるトランジション失点が多くなっていることから、定位置攻撃と定位置守備は改善したいポイントになると思われます。逆に2022-2023シーズンからは傾向はあまり変わりません。定位置守備とトランジションは若干減少していることがわかります。

まとめ
今回はボアルース長野について解説しました。
F1とF2を行き来する長野ですが、最終節までもつれ込む残留争いの中でなんとか残留を決め、今シーズンもF1で戦うことになりました。
長野と言えばパワープレーです。昨シーズンは成功体験から自信をもってプレーしているように見受けられ、大きな武器となっていました。
それでもその他の局面での得点や、定位置守備やプレス回避でボールを奪われてトランジションで失点するなどの課題も多く見られます。F1での定着を図るために積極補強もしていますので、パワープレーの武器に加えて課題の解決も進めていきたいのではないでしょうか。
それではボアルース長野の分析は以上になります。ご覧いただきありがとうございました!

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