みなさんこんにちは。
2026-2027シーズンに向けたFリーグチームの2025-2026シーズン分析、今回はF1の第4弾、湘南ベルマーレです!ぜひご覧ください!
他のチームの分析についても以下でご覧いただけます。ご一緒にどうぞ!



湘南ベルマーレ 戦績
まずは昨シーズンの戦績についてです。 昨シーズンの湘南は、8勝9分10敗の勝点33、7位でシーズンを終了しています。

レギュラーシーズンで対上位リーグ進出チームでは2勝2分8敗と、上位陣から勝点を上げられなかったことが要因となり、下位リーグとなった湘南。さらに下位リーグでは1勝もできず終了と、なかなか浮上できないシーズンになりました。
それでは、具体的に分析していきたいと思います。
得失点傾向
まずは得点と失点の傾向についてそれぞれ数字を示します。


湘南の得失点数をまとめると以下の通りです。

また、リーグ内の得失点の順位も示します。

各局面での得失点を他チームとの比較したグラフも示しておきます。








それでは、湘南の具体的な分析をしていきたいと思います。
湘南の特徴
それでは、湘南の特徴を分析していきます。
GKとFixoが安定感を作る定位置守備
昨シーズンの湘南の最大の特徴は守備にあったと思います。特に定位置守備はリーグ最少失点と、安定した守備を見せました。
その要因となったのは、センターラインが安定していたことだと考えます。GKにフィウーザ選手、Fixoに安藤選手と内村選手がいて、ピンチを作られそうになっても最終的にゴールを守る守備ができていたように思います。
シーズン終盤は特に、守備ラインを下げて守るシーンが多くありました。ハーフで守る状況が多かったにも関わらず、ハーフでの守備における失点数はリーグ最少となっています。

試合を見るとシュートを打たれるシーンやチャンスを作られるシーンはありましたが、徹底されたマンツーマンディフェンス、Fixoの選手の全体を見たカバーリング、最終的にセーブするゴレイロと、様々な役割分担がしっかりできていたことがこの結果につながったのではないでしょうか。

トランジションへの移行は不発
湘南と言えばトランジションというイメージがある方も多いと思います。実際には近年はなかなかトランジションで得点が奪えず、得点力全体も低迷している傾向があります。
前述の通り、湘南は定位置守備が非常に安定しており、リーグ最少です。それでもトランジションでの得点が少なく、相手の定位置攻撃が起点となるトランジションは3得点とリーグ最少タイの結果です。

このことから、定位置守備からトランジション攻撃へ移行することができなかったことがわかります。
その中で、トランジション守備の失点のうち、トランジション攻撃を仕掛けた際に逆にボールを奪われて失点するトランジション返しでの得点が多くなっています。


その中でもオープニング局面と前進局面での失点が多く、ボールを奪った後に相手ゴール近くにボールを運ぶことができていないという点が課題と言えるでしょう。

セットプレー守備の安定
昨シーズンの湘南は、セットプレーの失点数がリーグ最少となっています。特にコーナーキックは1失点と、非常に硬い守備を見せました。

セットプレーにおいても、定位置攻撃と同様にFixoの選手が大きく貢献しているように思います。主に安藤選手と内村選手の両Fixoが3番の位置に入り、インサイドの守備範囲を広く保てていること、駆け引きによってパスラインを遮断していることが見えます。そのことにより相手はアウトサイドのボレーの選択が多くなっていますが、他の選手がある程度ボレーに対して準備ができている状態を作れているため、しっかり守れていると考えます。
湘南と対戦するチームとしては、その3番に入る安藤選手と内村選手に対して直接的に2つ以上の選択肢を作ることができるかが重要になるでしょう。

個で勝負する定位置攻撃
湘南の定位置攻撃の特徴としては、個を活かしたものであると考えられます。


特にPivoには堀内選手と菅原選手という前線で起点になれる選手がいて、Pivo当てには優位性があります。特に堀内選手は背負った状態だけではなく前を向いた状態でも勝負ができシュートも強烈で、相手に脅威になっていました。
サイドでの1対1についても、萩原選手や片山選手が個人での突破によりチャンスを多く作っていました。
逆に言えば、2人組の関係性などでの得点は少なくなっています。定位置攻撃については、組織よりも個を重視した戦い方を進める形になりました。

状況を変えられなかったパワープレー
湘南は上位リーグ進出チームになかなか勝つことができませんでしたが、パワープレーが不発で状況を変えることができなかったことがわかります。

当然長いシーズンになればビハインドの展開はあると思いますが、その中でパワープレーを効果的に実施することができなかったことは上位リーグに進出できなかった大きな理由ではないでしょうか。
実際のパワープレーの攻撃を見ると、なかなか効果的にフィニッシュにいけなかったように思います。その要因としては、危険なエリアにボールを入れられな勝ったこと、もう少し深掘りするとワンタッチのパスがうまく入らなかったことのように思います。
近年は中位が定位置となっている湘南ですが、まずは上位リーグに進出することが短期的な目指すところだと思います。そのためには上位に進むような相手に対しても劣勢の状況で逆転を目指すためにパワープレーの精度を高めたいところでしょう。

シーズン別の傾向比較
ここ4シーズンの得失点の傾向を比較します。まずは得点です。

総得点については、1試合平均で1点減少しています。その大きな原因となったのは特殊局面です。

様々な局面で得点の減少が見られますが、気になるのはパワープレーの減少です。2024-2025シーズンが得点が増加していたことも大きく要因していますが、上位に食い込んでいくためには必要なことでしょう。
次に失点についてです。失点も得点と同様に1試合平均1点減少しています。

失点数に関しては全局面で減少しています。その中でも特殊局面での失点が減少が大きくなっています。

パワープレーの失点が最も大きく減少していますが、定位置守備の安定も含めて安藤選手の復帰がかなり影響したのではないでしょうか。
まとめ
湘南ベルマーレの分析をしてきました。
得点も失点も減少し、チームが大きく変化したシーズンだったと思います。その中で、守備の安定が昨シーズンの湘南の大きな特徴になりました。名古屋から安藤選手が復帰し、チーム全体として守備への比重が高まったのではないでしょうか。
一方攻撃については物足りないシーズンになりました。個人の脅威を活かした攻撃が中心となり、2人組やグループなどの攻撃はあまり機能しなかったように思います。今シーズン、まずは上位リーグに進出するためには得点の増加は必須だと思います。個人の部分に留まらずに、トランジションやパワープレーを含めて組織的な攻撃を構築ができるかが課題になるでしょう。
それでは湘南ベルマーレの分析は以上になります。ご覧いただきありがとうございました!

コメント