みなさんこんにちは。
Fリーグ2023-2024Div.1の前半戦のチーム分析を行っています。これまでの記事は以下からご覧ください!










第11回はバルドラール浦安です。ぜひご覧ください!
バルドラール浦安の戦績
バルドラール浦安は、5勝1分5敗の勝点16の6位で前半戦を折り返しています。以下が11試合の戦績です。
節 | 相手 | Home/Away | スコア |
1 | シュライカー大阪 | AWAY | 3○2 |
2 | 立川アスレティックFC | HOME | 1⚫︎3 |
3 | バサジィ大分 | AWAY | 4○3 |
4 | ペスカドーラ町田 | HOME | 0⚫︎2 |
5 | 湘南ベルマーレ | AWAY | 2△2 |
6 | 名古屋オーシャンズ | HOME | 2⚫︎6 |
7 | エスポラーダ北海道 | AWAY | 3○0 |
8 | Y.S.C.C.横浜 | HOME | 0⚫︎2 |
9 | ボルクバレット北九州 | AWAY | 3○0 |
10 | フウガドールすみだ | HOME | 5○2 |
11 | しながわシティ | AWAY | 2⚫︎4 |
昨シーズン3位だった浦安ですが、今シーズンは望んだ結果はなかなか出せていません。11試合ですでに5敗で、なかなか苦しい状況に思います。敗戦したチームは名古屋や町田、横浜などの上位チームが多く、優勝を争うチームに敗れる結果になっています。大きな原因としてはガリンシャ選手の退団は考えられます。左利きのPivoでゴールを量産したPivoが退団し、その影響は少なからずあると思います。
それでも、後半戦は復調の兆しを見せ、名古屋には引き分け、横浜にも勝利し、第15節終了時点では第11節終了時点と比べて上位との勝点差が縮まってきています。
特に最近では本石選手が本来の力を発揮できるようになってきたのではないでしょうか。当初、ガリンシャ選手の穴を本石選手と柴山選手で埋めると期待していましたが、なかなか序盤はフィットしていないように感じていました。それでも試合を重ねるにつれて攻撃の起点となり、持ち味の強引な突破やシュートも相手脅威となり、第14節と第15節では合計6得点と、一気に得点ランキング2位まで上がってきました。
レギュラーシーズンを1位で終えることは現実的ではありませんが、ファイナルシーズンで逆転も可能性は0ではありません。ますはレギュラーシーズンで6位以内に入ること、レギュラーシーズンでどこまで勝点差を詰められるかがまず重要だと思います。
それでは具体的な得失点の傾向について分析したいと思います。
バルドラール浦安の得失点傾向
浦安は11試合で得点25でリーグ7位タイ、失点26でリーグ5位タイとなっています。昨シーズンは22試合で得点が61、失点が53になっており、1試合あたりで言えば得点が若干減少しています。
後半戦は4試合で17得点と、大きく上昇し、失点も4試合で13失点と1試合あたりの失点数は増加しています。後半戦の浦安の試合では打ち合いになることが多くなっているということがわかります。
それでは具体的な得失点の傾向について分析したいと思います。
得点傾向
まずは得点です。前半戦11試合では、合計25得点のうち、定位置攻撃が11点、セットプレーが6点、トランジションが1点、特殊局面が8点となっています。
浦安の特徴としては、定位置攻撃の得点が多いという点です。
名古屋、横浜に次いで町田と並んでリーグ3位タイの数字になっています。今シーズンはこの3チームが前半戦を引っ張ってきましたが、その3チームに近い攻撃力を持つチームであるということがわかります。
また、トランジションでの得点がかなり少ない状況で、トランジションの得点数はリーグ最下位に沈んでいます。
原因は数字だけではわかりませんが、定位置守備から素早い攻撃に移行できていない可能性があります。昨シーズンは22試合で16得点トランジションで挙げていますので、明らかに減少しています。前半戦は得点が昨シーズンよりも減少しているため、このトランジションの得点減少はその要因の一つと言えます。攻撃が魅力のチームとは言え、競技性を考えるとトランジションでの得点はある程度は重ねるはずです。上位進出のためには守備からどのように攻撃に移行できるかが一つのポイントといるでしょう。
失点傾向
次に失点です。前半戦11試合では、合計26失点のうち、定位置攻撃が5点、セットプレーが6点、トランジションが8点、特殊局面が7点となっています。
浦安の特徴としては、定位置攻撃での失点が少ないこと、トランジションでの失点が多いことです。
定位置攻撃については町田、横浜、大分と並んでリーグ最少の5失点、トランジションの失点数はリーグ3番目に多い8失点となっています。
定位置攻撃については、得点が多いチームは失点が少ない傾向にあります。浦安も定位置攻撃を得意とするチームですので、攻撃の時間を長くできているということが理由の一つだと考えられます。
トランジションについては、定位置攻撃を得意とするチームはある程度仕方ない部分があります。相手にとってはボールを持たれる時間が長くなりますので、トランジションで得点を奪おうと考えることは多くのチームが考えることだと思います。実際に名古屋や横浜もトランジションでの失点が多くなっていますが、そのことからもわかると言えます。
また、昨シーズンとの比較では、そこまで大きな変化はありません。特殊局面での失点割合が若干増加しているように感じます。
その中で、パワープレー返しでの失点が昨シーズン22試合で5失点、今シーズン11試合で4失点となっており、パワープレー返しをされる割合は昨シーズンより増加していると言えます。この点に関しては、ガリンシャ選手の退団の影響は大きいでしょう。パワープレーは左利きの選手がいるかどうかは非常に重要な要素でありますが、左利きかつエースがいなくなったことはパワープレーで特に影響が出るものと考えられます。
また、イゴール選手のコンディションには少し心配な部分が見受けられます。これまで防いでいたようなシュートで失点してしまうような印象があります。シーズン序盤に怪我がありましたのでその影響があるのでしょう。現在は日本代表にも召集されていませんので、この中断期間でコンディションを整えば、上位進出の可能性は高まるのではないでしょうか。
後半戦の展望
11節終了時点でバルドラール浦安の順位は6位で、第15節終了時点でも同様に6位となっています。第15節終了時点で7位大分との勝点差は5と、少し差がある状況です。浦安としては、絶対に上位リーグの座を勝ち取り、大逆転優勝のためにはできる限り首位との勝点差を縮める必要があります。
まず重要なのは第16節の大分戦でしょう。勝点差が現在5ですので、勝利すれば大分は上位リーグ進出がかなり厳しくなります。一方敗れれば勝点差が2となりますので、今後の結果次第では下位リーグでファイナルステージを戦うことも想定しなければなりません。
次のポイントは絶好調の本石選手でしょう。急激に得点を量産しており、好調さが伺えます。その結果も考慮されてか、日本代表候補にも選出されています。日本代表には平田選手と清水選手のPivo2人が常連ですが、先日の日本代表サポートメンバー入りがありましたので現時点で日本の3番手のPivoと言えます。このままその2選手に入り込みたいという想いもあるでしょうから、残りの試合、さらに重要な局面での勝負強さが浦安の今後も左右する可能性があるでしょう。
次はトランジションでの得点です。昨シーズンと比較して、得点が減少、失点が同等であり、トランジションでの得点が激減していることが現時点での課題の一つと言えます。定位置攻撃での失点が少ないことから、守備に課題があるという訳ではなく、ボールを奪ってからの攻撃に課題があることが考えられます。浦安の特徴の一つである定位置攻撃に移行する場面も当然必要ですが、速い攻撃も交えながら時にはトランジションでの得点も増やしていきたいところだと思います。
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