みなさんこんにちは。
5月にFリーグが開幕し、あっという間に折り返しを迎えています。北海道、浦安、すみだ、町田の4チームはまだ1巡目の試合を残していますが、その他のチームは全チームとの対戦を終えています。そこで、1巡目11試合の各チームの得失点から現状を分析していきたいと思います!
初回はバサジィ大分です。ぜひご覧ください!
バサジィ大分の戦績
バサジィ大分は、3勝3分5敗の勝点12の暫定9位で前半戦を折り返しています。以下が11試合の戦績です。
節 | 相手 | Home/Away | スコア |
1 | ボルクバレット北九州 | HOME | 4○3 |
2 | フウガドールすみだ | AWAY | 0⚫︎1 |
3 | バルドラール浦安 | HOME | 3⚫︎4 |
4 | シュライカー大阪 | AWAY | 1⚫︎3 |
5 | 立川アスレティックFC | HOME | 7○1 |
6 | しながわシティ | HOME | 2△2 |
7 | ペスカドーラ町田 | AWAY | 0⚫︎1 |
8 | 湘南ベルマーレ | HOME | 4○1 |
9 | 名古屋オーシャンズ | AWAY | 4△4 |
10 | エスポラーダ北海道 | HOME | 0△0 |
11 | Y.S.C.C.横浜 | AWAY | 0⚫︎2 |
2節から4節までの3連敗を挟みましたが、それ以降は徐々に勝点を重ねられる試合が増えてきています。昨シーズン上位の名古屋に引き分け、立川には勝利と、順位は9位ですが侮れない存在になっているのではないでしょうか。また、5試合敗戦してはいるものの、1点差が3試合、2点差が2試合となっています。接戦を勝ち切れていないということに課題はあるものの、昨シーズンは大差で敗れる試合が多くあったことを考えると昨シーズンと比較してかなりの改善が見られるシーズン前半になっているのではないでしょうか。
バサジィ大分の得失点傾向
大分は11試合で得点25でリーグ7位、失点22でリーグ2位となっています。失点数リーグ2位という数字が物語っていますが、その部分が今シーズンかなり改善しているように思います。昨シーズンは22試合で86失点でしたので、今シーズンの現段階では半減のペースです。狩野監督はシーズン前に守備の部分の強化を図ったものと考えられます。
それでは具体的な得失点の傾向について分析したいと思います。
得点傾向
まずは得点です。合計25得点のうち、定位置攻撃が7点、セットプレーが6点、トランジションが4点、特殊局面が8点となっています。
大分の得点特徴としては、特段突出したものはなく、バランスよく得点ができていると思います。特殊局面がリーグ3位タイの数字になっていますが、パワープレー返しでの得点が6得点となっています。
ただ、パワープレーでの失点も4点ありますから一概にパワープレー守備が効果的とは言えませんが、少なくともパワープレーを受けて逆に得点が多いとなると、一定の評価はできるものと考えられます。
今後としては、トランジションでの得点の増加を目指したいところではないでしょうか。安定した守備ができていることは数字でわかっていますので、ボールを奪った後にどのように攻撃につなげることができるか、短い中断期間ですが強化するポイントだと思います。
また、仁部屋選手が好調なのも非常にポジティブな要素です。
昨シーズンは怪我でなかなか試合に絡めなかったですが、今シーズンはチーム最多得点の活躍中です。若い新加入選手も多くいるチームなので、経験豊富なベテランの仁部屋選手の活躍や存在は今後のチームの順位にも関わってくると思います。
失点傾向
次に失点です。合計22得点のうち、定位置攻撃が5点、セットプレーが8点、トランジションが4点、特殊局面が5点となっています。
そもそも失点数がリーグ2番目に少ない数字になっており、定位置攻撃での失点数については浦安、町田、横浜と並んでリーグ最小の5失点となっています。ここからも組織的な守備が安定していることがわかります。
全体の失点数が少ないためそこまで大きな問題ではないかもしれませんが、セットプレーでの失点が少し多くなっているのは改善したいポイントだと思います。
CKやKI、FKのどのプレーにおいても均等に失点していますので、特定のセットプレーということではなく、セットプレーでの失点全体を減らしていきたいところです。
また、前述していますが、特殊局面での失点が5点で、そのうち4点がパワープレーでの失点となっています。
節 | 相手 | 失点時スコア | 最終スコア |
1 | ボルクバレット北九州 | 4-3 | 4⚪︎3 |
9 | 名古屋オーシャンズ | 2-2 | 4△4 |
9 | 名古屋オーシャンズ | 4-3 | 4△4 |
9 | 名古屋オーシャンズ | 4-4 | 4△4 |
パワープレーでの失点は2試合のみで、開幕戦のボルクバレット北九州戦、そして名古屋オーシャンズ戦の2試合です。北九州戦は失点したものの勝敗には影響しておらず、名古屋に対しては引き分けに持ち込まれたものの勝点1も悪くない結果だったと思います。また、北九州戦も含めて3試合勝利していますが、パワープレーで追いつかれた試合はなく、ある程度安定しているということが言えます。
後半戦の展望
11節終了時点でバサジィ大分の順位は9位ですが、6位湘南とは勝点差2、7位しながわ、8位浦安との勝点差は1(浦安は1試合未消化)と、1試合で順位が入れ替わる位置につけています。現実的な目標としては、上位リーグ進出というところになるでしょう。
そのためには、現在の安定した守備をベースにどのように得点を奪うかということがポイントになると思います。具体的には、セットプレーとトランジションだと考えています。昨シーズンと異なり、組織的なフットサルができている訳ですから、セットプレーでの意思統一もできるチームだと思いますので、ポイントの一つだと思います。
また、安定した守備が長所のチームですから、ボールをどのように奪って速い攻撃で得点を奪えることが理想になります。ロースコアの展開に持ち込みながら、セットプレーやトランジションを中心にチャンスを確実にモノにするようにできれば上位リーグも可能ではないでしょうか。
また、シーズン途中に加入した外国籍選手の活躍にも期待です。徐々に連携も取れつつあり、ルアン選手とリシ選手は主力として活躍していますから、試合を重ねることでさらに連携も深まってくるのではないでしょうか。
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