#6 JFA第27回全日本フットサル選手権大会決勝展望 名古屋オーシャンズvs立川・府中アスレティックFC

Fリーグ

みなさんこんにちは。現在全日本フットサル選手権大会が開催されており、いよいよ本日決勝戦です。決勝に進んだのは名古屋オーシャンズと立川・府中アスレティックFCの2チームです。

この決勝戦の展望を予想してみたいと思います!!

両チームの今大会の成績

まず最初に、今大会の両チームの成績を振り返ります。

名古屋オーシャンズの成績

1回戦 13-1 vsトロブラボ富山(北信越地域代表/富山県)

得点者 #5星龍太、#6アルトゥール、#13野村×2、#14西谷×2、#20笠井、#34平田、#77ペネジオ×5

2回戦 7-4 vsしながわシティ(F2)

得点者 #5星龍太、#6アルトゥール×2、#11星翔太、#14西谷、#15吉川、#77ペネジオ

準々決勝 6-0 vsデウソン神戸(F1)

得点者 #6アルトゥール×3、#15吉川、#17八木、#34平田

準決勝 4-0 バルドラール浦安(F1)

得点者 #5星龍太、#11星翔太、#77ペネジオ×2

得点ランキング

1位 8得点 #77ペネジオ

2位 6得点 #6アルトゥール

3位 3得点 #5星龍太、#14西谷

5位 2得点 #11星翔太、#13野村、#15吉川、#34平田

名古屋オーシャンズは4試合、初戦を地域代表、2試合をF2、そして準決勝ではF1と徐々に対戦相手のカテゴリが上がる対戦カードとなりましたが、結果として危なげなく勝利しています。特に4試合で30得点の攻撃力は非常に強力です。

立川・府中アスレティックFCの成績

1回戦 7-0 vsげんティーズ(東海地域第2代表/岐阜県)

得点者  #5皆本、#9金澤、#14新井、#19ジョー×2、#21南雲、#79酒井

2回戦 3-3(PK3-2) vs湘南ベルマーレ(F1)

得点者 #9金澤、#11大德、#14新井

準々決勝 4-1 vsシュライカー大阪(F1)

得点者 #9金澤、#10完山、#14新井#、96黒本

準決勝 4-2 vsバサジィ大分(F1)

得点者 #5皆本、#6関、#9金澤、#10完山

得点ランキング

1位 4得点 #9金澤

2位 3得点 #14新井

3位 2得点 #5皆本、#10完山、#19ジョー

立川・府中アスレティックFCは初戦の地域代表に大勝後、3試合はF1のチームとの対戦になりました。湘南、大阪、大分は今シーズンのFリーグでも上位や同程度の順位のチームであり、接戦を勝ち抜いてきています。

今シーズンの対戦成績

次に、今シーズンの両チームの対戦成績を振り返ります。

第4節 2021年6月26日 立川・府中 1-7 名古屋

第15節 2021年11月23日 名古屋 3-0 立川・府中

今シーズンは公式戦では2回対戦し、名古屋の2勝となっており、今シーズンの対戦成績では名古屋に分があります。

両チームのメンバー・戦術

今大会の両チームのメンバーや戦術についてです。

名古屋オーシャンズのメンバー・戦術

メンバー

名古屋オーシャンズは、準決勝ではFP10名の選手を起用しました。基本セットは以下の通りです。

1stセット #6アルトゥール、#14西谷、#15吉川、#34平田

2ndセット #5星龍太、#11星翔太、#17八木、#34ペネジオ

ここに#4水谷、#7安藤が入ります。#13野村の出場は試合展開次第ではないかもしれません。

定位置攻撃

両セットとも、平田選手、星翔太選手またはペネジオ選手をPIVOに、3-1システムを採用しています。

1stセットは平田選手が前に張り、降りてポゼッションに参加することは多くはありません。フィジカルの強さを活かして前で起点となり、攻撃を組み立てることが基本です。

星翔太選手はサイドから降りてボールポゼッションにも加わり、4-0になることも多くあります。その際、ペネジオ選手がPIVOに入ることもあり、非常に流動的です。星選手、ペネジオ選手は2回戦のしながわシティ戦でPIVOの位置から起点になりゴールを決めています。立川・府中にとってはミスマッチを作らないことが重要です。

定位置守備

前からのプレッシングでゾーンDFディフェンスを採用しています。

特にボールへのプレッシャーがかかった時には1列目の選手はボールラインに残り、逆サイドへのパスラインを封鎖します。さらに2列目の選手が間の管理をしており、カウンターに繋げています。

立川・府中アスレティックFCのメンバー・戦術

立川・府中アスレティックFCは、準決勝ではFP9名の選手を起用しました。基本セットは以下の通りです。

1st #6関、#8上村、#11大德、#21南雲

2nd #5皆本、#9金澤、#10完山、#14新井

ここに#79酒井が入ります。#19ジョーはベンチ入りはしていますが、怪我なのか準々決勝、準決勝ともに出場はありません。決勝でも出場はないと考えられます。

定位置攻撃

1stセットは4-0システム、2ndセットは新井選手をPIVOに3-1システムを採用しています。両セットとも相手の背後を第一に狙い、大分戦は相手がマンツーマンベースだったこともあって非常に効果的でした。名古屋のゾーンディフェンスでは、背後のケアはしっかりケアされていることから、大分戦程は背後を取ってチャンスを作るシーンは多くはないかもしれません。

2ndセットのPIVO新井選手は起点になり、多くのチャンスを作っていました。名古屋のFIXOはあるトゥール選手、星龍太選手、安藤選手と日本を代表するFIXOばかりですが、どこまで勝負できるかが一つのポイントになると考えます。

定位置守備

大分戦は押し込まれる展開が続きましたが、マーク交換ありのプレッシングが基本になると考えています。名古屋戦もボールを持たれる時間帯が多くなるかもしれません。大分戦は守備ラインを下げてしっかりコンパクトに守って対応ができていましたので、そこまで守備ラインを高く設定はせず、リスクをかけすぎない戦いを選択すると予想します。

試合のポイント

1 名古屋の攻撃 vs 立川・府中のコンパクトな守備

1つ目は名古屋の攻撃に対して立川・府中が守備でどこまで耐えられるかという点です。決勝戦は名古屋がボールを持ち、立川・府中がカウンターを狙う構図になると予想しています。

理由としては、前述の通り、立川・府中は大分戦では守備ラインを下げて守り、準々決勝の大阪戦でも大阪がゴレイロを上げて攻撃をしていたため、自陣で守備をする時間が多くありました。そこでの成功体験もあり、3日連続というコンディション面、またロースコアに持ち込みたいことから、立ち上がりからリスクをかけて守備をするよりは、しっかり我慢して対応することに注力すると考えます。

圧倒的な攻撃力を誇る名古屋に対して、立川・府中がどこまで我慢し、0-0の時間を長く作れるかがポイントです。

2 名古屋のゾーンディフェンス vs 立川・府中のプレス回避

立川・府中としては、自分たちがボールを持つ時間を少しでも増やすことができるかというがポイントになります。どれだけ集中した守備ができていても、相手がずっと攻撃をしている状態で失点を0にすることはなかなかできません。

そこで、相手のプレスに対してボールを保持し、シュートまで持ち込むか、セットプレーを取れるかが重要になります。

その中でのポイントは2つです。

1 ライン間
1つ目は名古屋守備のライン間です。詳細な解説は割愛しますが、ライン間とは、相手守備1列目と2列目の間のことです。
名古屋はゾーンディフェンスで1列目の選手を残してマーク交換を行う戦術を採用しています。2列目の選手がカバーリングに出られるように残ることから、このライン間にスペースが生まれます。
そこを活用することができれば、大きなチャンスを作ることができるでしょう。
2回戦のしながわシティ戦では、ライン間を活用され、前進されるシーンもありました。1列目の守備を強く行かせる分、2列目の選手はカバーリングを重視しているため、撤退するのだと思われます。
よって、名古屋のライン間を立川・府中がどれだけ奪えるかが一つポイントです。
2 PIVO
立川・府中の新井選手vs名古屋のアルトゥール選手、星龍太選手、安藤選手です。
大分のパカット選手や山田選手に対しても十分に対抗し、立川・府中の攻撃の起点になっていました。どれだけチャンスを作れるか、立川・府中新井選手vs名古屋FIXO陣の対決がポイントです。

3 セットプレー

拮抗した試合では、やはりセットプレーが勝敗を分けることがあります。実際、名古屋は準々決勝の神戸戦はセットプレーで4点、準決勝の浦安戦では重要な先制点を決めています。

特に名古屋はアルトゥール選手や星龍太選手、ペネジオ選手のボレーシュートが強烈です。立川・府中はセットプレー守備ではゾーンディフェンスを採用しており、中を閉める傾向にあります。フリーでボレーシュートを枠に飛ばす技術は名古屋の選手はありますから、立川・府中はセットプレーでの失点をしたくないところです。

一方立川・府中は、上村選手、完山選手、新井選手など左利きの選手が多く、選択肢が多彩です。大分戦では2-1に追い上げられて直後に完山選手が得点を挙げています。シュートを打てる選手は多いので、セットプレーを得点源にしたいところです。

4 注目選手

名古屋 ペネジオ選手、アルトゥール選手

名古屋の得点源の2人。誰もがわかっていることだと思いますが、立川・府中はこの2人に仕事をさせないことが重要です。

立川・府中 新井選手、金澤選手

新井選手は左利きで技術も高く、攻撃の起点となっていました。前述していますが、名古屋FIXO陣とどれだけ勝負できるかが一つポイントです。金澤選手は、大分戦は得点こそしたものの、本来の力があまり発揮できていないように感じました。王者に対して本来の力を発揮してもらいたいと思っています。

まとめ

それでは、決勝戦の展望をまとめます。

名古屋が攻撃、立川・府中が守備というのが基本的な試合展開だと考えています。そこでのポイントは3つ。

1 名古屋の攻撃に対して立川・府中のコンパクトな守備でロースコアに持ち込めるか

2 立川・府中がライン間、PIVOを効果的に活用できるか

3 セットプレーの攻防

いよいよ、今シーズン最後の試合になりました。日本一を決める一戦、期待をこめて緊急で執筆しました。両者の強みが出る、アツい試合になることを期待しています。

最高の試合になることを期待しています!

コメント

タイトルとURLをコピーしました