#103 FリーグDiv.1第21節終了時点での上位リーグ争い

Fリーグ

みなさんこんにちは。

先週末でFリーグDiv.1は第21節が終了し、レギュラーシーズンは残り1試合になりました。

これまで解説しているレギュラーシーズンの上位争いについてですが、第20節終了時点では4チーム中3チームが上位リーグに進むという状況でした。先週末に行われた第21節時点の上位リーグ争いを整理したいと思います。ぜひご覧ください!

第21節の試合結果

第20節終了時点で、すでに確定している町田、名古屋、大阪以外で上位リーグ進出の可能性があるチームは以下の4チームでした。

  • 立川アスレティックFC
  • バルドラール浦安
  • Y.S.C.C.横浜
  • バサジィ大分

まずはその4チームの第21節の結果からおさらいします。

  • 5位 浦安 3-0 8位 湘南
  • 6位 横浜 1-3 10位 しながわ
  • 4位 立川 2-4 7位 大分

まずは12/1(金)に開催された5位浦安と8位湘南、6位横浜と10位しながわの試合が開催され、5位浦安は勝利、6位横浜は敗戦となりました。この結果、この試合時点での暫定6位横浜との勝点差が4以上となったため、金曜日の段階で4位立川と5位浦安は上位リーグが確定となりました。

そして12/2(土)に行われた4位立川と7位大分の対戦では、大分が勝利したため、横浜と大分の順位が逆転する形になっています。

順位 チーム 勝点 得失点 総得点 22節
4 浦安 35 7 60 A町田
5 立川 34 5 62 Aしながわ
6 大分 31 16 61 H大阪
↑ 上位リーグ ↑
7 横浜 30 10 64 H北海道

上位リーグ争いのラスト1枠は、最終節で大分と横浜の2チームが争う形になりました。これまで大分が長い間7位でしたが、最終節前についに順位が逆転し、大分が自力で上位リーグを決められる状況となっています。

最終節は、6位大分は12/10(日)12:00からシュライカー大阪と、7位横浜は12/10(日)14:00からエスポラーダ北海道と対戦します。

最終節での上位・下位リーグ決定条件

それでは最終節での結果で上位リーグまたは下位リーグが決定するチームの状況を整理したいと思います。

上位リーグ進出チーム決定の条件

それでは上位リーグ進出チームの条件は以下の通りです。

大分の試合結果 横浜の試合結果 上位リーグ進出チーム
勝利 大分
引き分け 引き分けまたは敗戦 大分
引き分け 勝利 横浜
敗戦 勝利 横浜
敗戦 敗戦 大分
5点差以下での敗戦 引き分け 大分
7点差以上での敗戦 引き分け 横浜
6点差での敗戦 引き分け 総得点の争い

大分は勝利で自力で上位リーグを決めることができます。引き分けの場合、横浜が引き分け以下の場合でも横浜が敗戦であれば上位リーグが決まります。

また、大分が敗戦、横浜が引き分けた場合には両チームが勝点31で並び、得失点差や総得点での争いになります。得失点差は、大分が現在+16、横浜が+10のため、大分が大きくリードし、大分が有利となっています。さらに勝点が並び、得失点差の争いになるのは大分が敗戦、横浜が引き分けであることから、横浜から得失点差を短縮することはできず、大分が大敗した場合のみ横浜が上位リーグになります。大分はリーグ2位タイの失点数という、守備の硬いチームであることから、大敗の可能性は非常に低く、得失点差を埋めることは難しいと考えられます。

つまり、横浜としては引き分けでは上位リーグ進出の可能性は非常に低いため、実質的には勝利が絶対条件で、大分が引き分け以下に終わることを待つしかない状況と言えます。

ただし、レギュラーシーズン最終節の試合時間は以下の通りとなっています。

HOME AWAY キックオフ時間
大分 大阪 12:00
横浜 北海道 14:00

大分の試合が先に始まり、横浜は大分の試合結果を確認した上でキックオフすることになっています。ウォーミングアップ中は大分の結果が気になるところだと思いますが、実質的に勝利しかない状況ですので、自分たちの試合に向けた準備をしっかりできるかという点が一つのポイントでしょう。大分が先に勝利した場合は、横浜の試合結果を待たずして大分が6位で上位リーグ進出、横浜が7位で下位リーグが決定します。

上位リーグ争い 最終節展望

最後に上位リーグ争いに関する最終節の展望を解説します。

6位 バサジィ大分 対 3位 シュライカー大阪

まずは6位大分と3位大阪の対戦です。ともに失点が45と、首位町田に次いで2番目に少ない数字になっているチーム同士の対戦です。守備が硬い両チームですので、硬い試合になることが予想されます。大分は少し前までは上位リーグ進出はかなり厳しい状況かと思われましたが、5試合負けなしの3連勝中と好調、この勢いのまま自力で上位リーグを決定したいところでしょう。

大阪は3位につけているものの、直近3試合は勝利なし、2試合連続で0-3と完封負けを喫しています。首位町田との直接対決にも敗れたため、勝点差が13となっています。この試合に敗れ、首位町田が勝利すれば勝点差が16となり、ファイナルシーズンの5試合を残して優勝の可能性が消滅してしまいます。現段階でも優勝の可能性は限りなく低いですが、少しでも長く優勝の可能性を残すため、また最終順位を上位にするために連敗を止めたいところだと思います。

この試合は12/10(日)12:00キックオフです!

7位 Y.S.C.C.横浜 対 12位 エスポラーダ北海道

次は7位横浜対12位北海道です。前述の通り、横浜は実質的に勝利するしかありません。第20節の立川戦で久しぶりの勝利を収めて連敗を止めて勢いに乗るかと思われましたが、前節しながわに敗れてついに7位に転落となってしまいました。やはり自慢の攻撃力が出せていないことが大きな要因と言えます。さらに逆風として、攻守の要である高橋選手が警告の累積により最終節が出場停止になりました。怪我で矢澤選手や北野選手を欠く中で、さらに柱の高橋選手も欠く状況は非常に苦しい台所事情になりますが、得点を奪えるかがポイントになるでしょう。

一方北海道は、拮抗した試合をするものの最終的には勝ち切れず、3連敗中となっています。さらに北九州やしながわが勝利を収めたことにより、残留争いをするチームとの勝点差が広がってきています。11位すみだとの勝点差は5と、苦しい状況ですが、ファイナルシーズンに入る前に1試合で逆転できる勝点差にしておきたいでしょうから、この試合も勝利で終えたいところでしょう。ともに苦しい状況の両チームですが、どちらが自分たちのペースで試合を運べるかがポイントになります。

この試合は12/10(日)14:00キックオフです!

最後に

いよいよレギュラーシーズンが最終節を迎え、上位リーグ争いは残り1枠を争う形になりました。順位やチーム状況としては大分が有利な状況です。横浜は大分の結果を見てからの試合になりますが、勝利が求められる可能性が高い試合です。この1試合でファイナルシーズンの運命が変わります。どちらが最後の1枠を掴めるのか、注目となる2試合になります。

それでは今回は以上になります。ありがとうございました!

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