みなさんこんにちは。
F1のレギュラーシーズン前半戦が終了し、各チームの得失点を中心に分析を行っています。第12弾は、名古屋オーシャンズです。ぜひご覧ください!
これまでのチーム分析も併せてご覧ください!
名古屋オーシャンズ 戦績
まずは前半戦の戦績についてです。
今シーズンの名古屋は、8勝0分3敗の勝点24、1位で前半戦を終了しています。
| 節 | 日時 | HOME/AWAY | 相手 | スコア |
| 1 | 2025/06/01 | HOME | ボアルース長野 | 2○1 |
| 2 | 2025/06/07 | AWAY | ボルクバレット北九州 | 4○1 |
| 3 | 2025/06/15 | HOME | フウガドールすみだ | 3⚫︎5 |
| 4 | 2025/06/21 | AWAY | しながわシティ | 2⚫︎3 |
| 5 | 2025/06/29 | HOME | 湘南ベルマーレ | 4○0 |
| 6 | 2025/07/05 | AWAY | Y.S.C.C.横浜 | 4○3 |
| 7 | 2025/07/13 | HOME | シュライカー大阪 | 5○0 |
| 8 | 2025/07/18 | AWAY | バルドラール浦安 | 4○2 |
| 9 | 2025/07/27 | HOME | バサジィ大分 | 2○1 |
| 10 | 2025/08/03 | AWAY | 立川アスレティックFC | 3⚫︎4 |
| 11 | 2025/08/10 | HOME | ペスカドーラ町田 | 1○0 |
昨シーズン浦安に優勝を譲ってしまった絶対王者の名古屋。今シーズンからは木暮監督が就任し、王者奪還を狙うシーズン、レギュラーシーズン前半戦は首位で折り返しとなりました。とは言え、苦手意識もあるのか、すみだやしながわ、立川に敗戦と、リーグ内での絶対的地位ではなくなってきていています。名古屋は外国籍選手を含めて代表選手や経験者を揃えており、他チームが名古屋に近づいてきていて、リーグ内の実力が拮抗していることが言えるでしょう。昨シーズン優勝を逃した名古屋にとっては、今シーズン絶対に優勝を勝ち取らなければならないシーズンになっています。
それでは、具体的に得点や失点の傾向について分析していきたいと思います。
得点傾向
まずは得点傾向についてです。
名古屋の得点としては、総得点が34得点でリーグ3位となっています。内訳としては、定位置攻撃が11点、セットプレーが8点、トランジションが6点、特殊局面が9点となっています。

他チームとの比較においては、定位置攻撃がリーグ4位タイ、セットプレーがリーグ2位、トランジションがリーグ3位タイ、特殊局面がリーグ4位となっています。




名古屋の特徴としては、得点のバランスが良く、どの局面でも得点を奪えていることです。過去も含めて名古屋のストロングポイントと言えばセットプレーだと思います。

リーグ内での比較としては2位ではあるものの、内訳としてコーナーキックとフリーキックでの得点がないことは気になるポイントです。

この推移を見ると、そもそもセットプレー全体の得点数が減少傾向にあることが近年の名古屋が圧倒的ではないことの要因の一つかもしれません。
コーナーキックとフリーキックについてはこれまでそこそこの得点数だったにも関わらず0となっていることが改善できれば、より優勝に近づいていくと思われます。
一方でキックインの得点数についてはリーグ内で圧倒的な数字となっています。

2位のチームと比較して2倍以上の得点数となっており、かなりコーナーキックとフリーキックでの得点がないことをカバーできています。
トレーニングにおいての改善というよりは、最後の微調整のところだと思います。まず1点取ることができれば勢いづくことも考えられるでしょう。
また、定位置攻撃での得点については、3-1が7得点、4-0が4得点となっています。

日本を代表するPivoである清水選手を最前線に配置する場面を作りながらも、金澤選手や堤選手といったスピードのある選手を活かす4-0の構築を進めています。日本代表監督時代にも取り組まれていた配置であるので、木暮監督の色ともいえる4-0での精度が高くなれば、個の力がある選手は多いのでより多くの得点を生むことができるでしょう。
特殊局面での得点もリーグ内では多い傾向にありますが、内訳は以下の通りとなっています。


GK活用での得点が多く、リーグ内でも1位の結果になっています。木暮監督はシュライカー大阪監督時や日本代表監督時日本におけるGK活用の第一人者と言えるかもしれませんが、状況に応じてうまく田淵選手を使いながら攻略しようとしていることが見えます。
第3節すみだ戦では0-0時と1-3時、第7節大阪戦では0-0時、第8節浦安戦では2-2時と、膠着状態や得点が欲しい状況でGK活用を実施していることがわかります。流れが大きく変わる可能性があるGK活用ですが、うまくリスクを抑えながら要所での実施となっており、名古屋にとっては重要なポイントであると言えるでしょう。
それでは、直近4シーズンでの得点傾向を比較します。

全体として得点数が減少傾向にあると言えます。この大きな要因としては、外国籍選手のキャラクターがあると言えます。過去にはペピータ選手やラファ選手、ダルラン選手、現在は日本国籍ですがアルトゥール選手など、個の力で得点を量産できる「強い」選手がいましたが、現在の名古屋に「上手い」選手が多い印象です。その分、守備への貢献度や組織的なプレー構築ができるようになっていると思います。ただ、日本代表にはリーグ屈指の選手がいますのでその分の得点力を期待したいところです。
失点傾向
次に失点傾向についてです。
名古屋の失点としては、総失点が20失点でリーグ3位となっています。内訳としては、定位置攻撃が6点、セットプレーが4点、トランジションが6点、特殊局面が4点となっています。

他チームとの比較においては、定位置攻撃がリーグ3位タイ、セットプレーがリーグ3位タイ、トランジションがリーグ7位タイ、特殊局面がリーグ2位タイとなっています。




名古屋の失点の特徴としては、得点と同様に守備のバランスが良いことです。特定の局面で突出して多いことはなく、その上全体はリーグ2番目に少ない失点数なのでバランスよく守備ができていることがわかります。
その中ではトランジションでの失点が多くなっています。

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全局面でボールを奪われて失点してはいますが、どの局面が多いということはありません。名古屋自体がボールを握る展開が多い中で相手はトランジションを狙う可能性は高くなってきます。そう考えるとそこまでトランジションでの失点が多いとは言えないかもしれません。攻撃全体として、守備への準備が構築されているのではないでしょうか。
セットプレーでの失点についてですが、コーナーキックで3点、フリーキックで1点となっています。


得点傾向において、コーナーキックでの得点がなくキックインでの得点が多いことを言及しましたが、守備においてはその逆になっています。
この点からも、名古屋はコーナーキックに課題があり、キックインに強みがあることがわかります。
それでは、直近4シーズンでの失点傾向を比較します。

2022-2023シーズンからは増加していますが、直近では減少傾向にあります。これは得点の傾向でも言及したように、選手、特に外国籍選手のキャラクターによる影響は大きいでしょう。今はしっかり守備もできる選手が多く、そのあたりの補強バランスがチームへの影響を与えているとも考えられます。
まとめ
それでは前半戦の名古屋をまとめたいと思います。
得点
名古屋と言えばセットプレーと言っても過言ではないほど、これまでセットプレーで得点を量産してきました。今シーズンもその傾向はありますが、その内訳は極端になっています。キックインではかなりの得点数となっているものの、コーナーキックでの得点がありません。強化できていないというわけではないと思いますので、感覚を掴めるかというところが重要になると思われます。
今シーズンの名古屋は3-1と4-0の併用で戦っています。清水選手がいるときは最後尾に下りてプレーすることもありますが、最前線に位置してプレーし、それ以外は外国人選手や機動力のある日本人選手の特徴を活かせるように構築している印象があります。今シーズンは、優勝を掴みながらも木暮監督体制における体制構築にも注力しているように見えます。
切り札的にGK活用を使って得点を奪いに行くシーンも見られます。常時使用するという意図ではなく、状況に応じて採用し、膠着状態や得点が必要な状況で使い、リスクを抑えつつも流れの変化をもたらすことができています。
失点
失点の傾向を見る限りでは、守備においてもバランスがよくなっています。突出した弱点はなく、基本的に安定した守備ができていると思います。選手の特徴においてもハードワークできる選手が多くいることもその傾向を作っていると思われます。
得点と同様に、キックインとコーナーキックでは明暗が分かれています。得点を多く奪っているキックインが失点なしということを考えると、コーナーキックでの精度を高めていくことがコーナーキック守備にも大きく影響するのではないでしょうか。
総括
昨シーズン優勝を逃した絶対王者の名古屋。今シーズンは浦安から石田選手、しながわから堤選手を補強、新監督に木暮監督を抜擢し、王者奪還を狙うシーズンとなっています。第3、4節と連敗したこともあり一時不穏な空気になりましたが、ライバルチームがなかなか勝点を重ねられない混戦のリーグということもあって首位でのレギュラーシーズン折り返しとなっています。
今シーズンの名古屋はバランス型で、リーグ屈指の得点力があるわけではありませんが、失点も少なく、これまで以上に接戦が続いていくことが予想されます。接戦を勝ち抜いていくために必要なポイントとしては、やはりセットプレーでしょう。コーナーキックやフリーキックで得点を奪っていきたいところです。
レギュラーシーズンの後半戦は、第18節終了時点では6勝1分と負けなし、2位しながわとの勝点差は7と、絶対王者の強さを取り戻している感覚はあるかもしれません。ファイナルシーズンは直接対決ばかりなので、今以上に厳しい戦いになることが予想されます。優勝のために、少しでも勝点を離しておくことが重要になります。逆に好調名古屋の勢いをどこが止めるのか、注目したいと思います。
今回は名古屋オーシャンズについて分析しました。次回もお楽しみに!ありがとうございました!












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