#82 Fリーグ2023-2024Div.1第7節 ペスカドーラ町田vsバサジィ大分分析

Fリーグ

みなさんこんにちは。

これまでFリーグDiv.1の試合について分析してきました。

今回はFリーグ2023-2024Div.1第7節、ペスカドーラ町田対バサジィ大分の試合です。ぜひご覧ください!

第6節までの戦績

まず最初に両チームの第6節までの戦績について確認しましょう。ペスカドーラ町田は5勝1敗の勝点15で2位、バサジィ大分は2勝1分3敗の勝点7で6位となっています。

ペスカドーラ町田戦績

節 H/A 相手 スコア
1 HOME Y.S.C.C.横浜 1⚫︎5
2 AWAY ボルクバレット北九州 4○1
3 HOME フウガドールすみだ 5○3
4 AWAY バルドラール浦安 2○0
5 HOME シュライカー大阪 3○2
6 AWAY 立川アスレティックFC 3○0

バサジィ大分戦績

節 H/A 相手 スコア
1 HOME ボルクバレット北九州 4○3
2 AWAY フウガドールすみだ 0⚫︎1
3 HOME バルドラール浦安 3⚫︎4
4 AWAY シュライカー大阪 1⚫︎3
5 HOME 立川アスレティックFC 7○1
6 HOME しながわシティ 2△2

町田は開幕戦で横浜に敗れたものの、その後5連勝とかなり好調です。一方大分は昨シーズンかなり苦しみましたが、ここまではまずまずの成績ではないでしょうか。途中3連敗はありましたが、立川に圧勝するなど2試合負けなしでAWAY町田戦に挑むといった試合になりました。

試合メンバー

それでは試合の登録メンバーを確認しましょう。

ペスカドーラ町田メンバー

No ポジション スタメン 氏名
2 FP 日根野谷 建
3 FP 髙橋 裕大
7 FP ◯ 山中 翔斗
8 FP ◯ 伊藤 圭汰
10 FP クレパウジ ヴィニシウス
11 FP 原 辰介
12 GK ◯ ジオヴァンニ
13 FP 礒貝 飛那大
14 FP 阿部 瑠依
19 FP 雲切 啓太
21 FP 荒川 勇気
22 FP ◯ 倉科 亮佑
26 GK 石井 遥斗
40 FP ◯ 野村 啓介

バサジィ大分メンバー

No ポジション スタメン 氏名
2 GK ◯ 上原 拓也
3 FP 野口 茅斗
4 FP ◯ 青 大祐
7 FP 陣川 凌
8 FP ◯ 三浦 憂
11 FP 小林 謙太
14 FP ◯ 橋本 澪良
16 FP 田口 大雅
17 FP 小門 勇太
18 FP ◯ 高溝 黎磨
19 FP 村山 幸資
22 GK 戸田 貴英

町田は前節から中村選手に代わって阿部選手がメンバー入りし、スターティング5は前節と同じメンバーです。対する大分は出場停止の仁部屋選手に代わり、小林選手がメンバー入りしています。

試合結果

町田と大分の対戦は、硬い試合になりましたが町田がセットプレーから先制し、町田が1-0で勝利という結果になりました。

時間 チーム 背番号 得点者 局面
12:21 町田 8 伊藤 圭汰 セットプレー

最小失点の町田と失点数リーグ5位の大分の失点が少ないチーム対決は、1点を争う好ゲームで硬い試合になりました。

ペスカドーラ町田の戦評

まずホームのペスカドーラ町田の戦評を分析していきます。

プレス回避の起点になったPivo

町田のプレス回避はシンプルにPivoを活用する形を採用していました。ロングボールを多く使用するプレス回避ですが、野村選手と荒川選手の両Pivoのキープ力が優れ、かなり効果的だったと思います。特にセンターレーンからのワンタッチでのPivo当てはパターン化されているのではないでしょうか。少々厳しいパスでもPivoの2人が相手Fixoの前を確保して体を張ってボールをキープし、味方が上がる時間を作ることができていました。

このセンターレーンからのPivoへのパスをなかなか大分守備陣は切ることができず苦戦していました。町田は自陣でパスを回すよりも早めにボールを前線に送り、ボールを前進させることを優先させていると思います。そこで重要になるのはPivoがどれだけ配給されたボールをマイボールにして時間を作ることができるかということです。現在はそれが機能しており、攻撃の時間を増やすことができています。Pivoの活躍により攻撃の時間を長く確保できていることは好調の一つの要因と言えます。

ジオヴァンニ選手の堅守

町田はリーグ最小失点を維持していますが、その大きな要因はジオヴァンニ選手の活躍と言えます。危険なピンチのシーンでも好セーブを見せています。これで無失点の試合は3試合目となっており、最小失点の立役者になっています。

また、ジオヴァンニ選手は時間の使い方が上手いと感じます。攻めこまれている時間帯に時間を作るシーンが多く見られます。時間稼ぎという意見もあるかもしれませんが、チームの勝利のために必要なことを実施しているのだと思います。GKとしてのジオヴァンニ選手も不可欠ですが、そのようなチームの状況を見て必要な行動ができる選手と言えます。

バサジィ大分の戦評

次にバサジィ大分の戦評について分析します。

狙い通りの試合展開だった大分

大分は試合を通じてある程度狙い通りの試合はできたと思われます。できるだけ失点を少なくしてロースコアに持ち込みながらチャンスを伺っていくことを狙いにしていると考えられ、セットプレーから1失点はしたもののその後失点することはなく試合を進めることはできていました。

前半は町田にボールを握られ、チャンスの数自体は少なかったように思いますがそれでも組織として我慢しながら試合を進められたように思います。守備自体は安定して進められていると思いますので、あとはどのように得点を奪うかという点をどう考えるかではないでしょうか。

グループでのフットサルへ

昨シーズンの大分と変わった所としては、組織的なグループでのフットサルを行うようになったことだと思います。選手の特徴の影響は大きかったと思いますが、昨シーズンはスタンディングでプレーするシーンが多くありましたが、ボールと選手が動くシーンが多く見られます。メンバーがかなり入れ替わったこともありますので連携面はまだまだこれからかもしれませんが、オフシーズンで狩野監督の戦術が浸透してきていると言えます。若い選手も多いので、これからの活躍に期待したいと思います。

2023-2024シーズンの得失点傾向

それでは7試合終了時点での得失点の傾向と、昨シーズンとの比較について分析したいと思います。

ペスカドーラ町田の傾向

まずはペスカドーラ町田です。

町田の今シーズンの得点の傾向としては、合計19得点で半数が定位置攻撃とセットプレーで約75%を占めています。

守備が非常に安定しているため、トランジションでの得点が多くても良いとは思いますが、定位置攻撃やセットプレーでの得点が多いということは自分たちが主導権を握って戦えている傾向があると言えます。

失点の傾向としては、合計11失点となっています。

この円グラフを見るとトランジションや特殊局面での失点が多そうに見えますが、そもそもの全体数が少ないためそのように見えます。実際の失点数はほとんど4局面均衡しており、少し特殊局面での失点が多いといったようなものになります。

特殊局面での失点数は、GKを使って5対4を作り出すGK活用において3失点となっています。

今シーズンはパワープレーを受ける機会は多くなっていると思いますが、パワープレーでの失点はありません。決められたメンバー、準備ができた状態ではパワープレーの守備は確実に遂行できていると言えますが、急に相手がGKを上げてきた際にはなかなか対応ができていない可能性があります。っどの選手でもある程度対応できるような状況にすることは一つの課題と言えるでしょう。

バサジィ大分の傾向

次にバサジィ大分です。

大分の今シーズンの得点は、17点となっており、トランジションだけが少し少なく、他の3局面については同程度の得点数になっています。

昨シーズンはセットプレーでの得点がリーグ最下位の6得点でしたが、今シーズンはすでに5点となっています。そのことからも組織的なプレーを行なっていることが見えます。

大分の失点の傾向としては、合計で15失点、そのうち半数以上がセットプレーでの失点になっています。

これから勝点を伸ばしていくためには、セットプレーでの失点を減らすことが重要なポイントになります。

セットプレー失点の詳細ですが、特に突出して多いものはありません。全体的なセットプレー守備の構築は必要であると考えます。

また、パワープレーでの失点は1失点で、逆にパワープレー返しでの得点は4得点となっています。

パワープレーでの失点数よりもパワープレー返しでの得点数が大きく上回っているという状況ですので、パワープレー守備が機能していると言えます。この点も組織的はフットサルができているという結果の現れではないでしょうか。

今後の両チームについて

最後に、今後の両チームについて分析したいと思います。

まずペスカドーラ町田ですが、前節名古屋が敗れたことで名古屋と勝点が並び、得失点差で2位になりました。開幕戦では敗れたものの、その後6連勝と好調を維持しています。町田の強みとしては、最小失点であることだと思います。とは言え、守備にかなり力を入れているというよりはボールを握り守備の時間を減らしている印象です。それに加えて最後の部分をジオヴァンニ選手を中心に粘り強く守れています。昨シーズンからの流れを引き続き継続したことが強みになっており、それを継続、向上することだと思います。第10節には名古屋との直接対決を控えていますので、そこまで連勝を継続できるかがポイントです。ここからはしながわ、湘南、名古屋と、攻撃力が高いチームとの対戦になりますので、その相手に攻撃の時間を作れるかがポイントです。それにはPivoの活躍が必須になります。野村選手や荒川選手が好調を維持しているので、どこまで対抗できるかに期待が集まります。

攻撃力が高いチーム相手に攻撃の時間を作れるか
プレス回避でのPivoの奮闘

次はバサジィ大分についてです。大分は昨シーズンと比べて個の力を持つ選手の数自体は減ったように思いますが、それをカバーする組織力が向上しているように見えます。チーム事情なのかはわかりませんが、ホームゲームでも12名の登録と、14名の登録をしない試合が続いています。町田戦も出場時間に偏りはがあるため、選手層の部分については苦しい状況なのではないかと伺えます。

とは言えチーム全体で我慢しながら戦うことができていますから、グループとして戦うことを継続しながら、底上げを含めた全体的な個人のレベルアップ、試合で起用できる選手の増加が重要な要素だと思います。

また、前述しましたがセットプレー守備での失点は減らさなければなりません。どのチームも得点源にしたい局面ですので、そこで失点を重ねることを避ける必要があります。

組織的な戦いの継続、個人の成長
セットプレー守備の改善

次節、町田はしながわシティと、大分は湘南ベルマーレと対戦します。

それでは今回は以上になります。ありがとうございました!

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