#164 Fリーグ2025-2026Div.1前半戦 Y.S.C.C.横浜分析

Y.S.C.C.横浜

みなさんこんにちは。

F1のレギュラーシーズン前半戦が終了し、各チームの得失点を中心に分析を行っています。第2弾は、Y.S.C.C.横浜です。ぜひご覧ください!

これまでのチーム分析も併せてご覧ください!

Y.S.C.C.横浜 戦績

まずは前半戦の戦績についてです。

今シーズンの横浜は、2勝2分7敗の勝点8、11位で前半戦を終了しています。

日時 HOME/AWAY 相手 スコア
1 2025/06/01 AWAY シュライカー大阪 3○1
2 2025/06/06 HOME バルドラール浦安 0⚫︎1
3 2025/06/15 AWAY バサジィ大分 1⚫︎4
4 2025/06/21 HOME 立川アスレティックFC 0⚫︎2
5 2025/06/28 AWAY ペスカドーラ町田 5○4
6 2025/07/05 HOME 名古屋オーシャンズ 3⚫︎4
7 2025/07/11 HOME ボルクバレット北九州 3△3
8 2025/07/18 HOME フウガドールすみだ 2⚫︎8
9 2025/07/26 AWAY しながわシティ 0⚫︎6
10 2025/08/01 HOME 湘南ベルマーレ 0⚫︎3
11 2025/08/10 AWAY ボアルース長野 2△2

第5節に町田に勝利して以降、6試合勝利がなく波に乗れない横浜。鳥丸監督が復帰したシーズンですが、なかなか思うような結果が出ていない印象です。

以前監督をされていた時に在籍した堤選手や菅原選手は移籍してしまっているものの、今シーズンは北海道から木村選手や山田選手、しながわから白方選手などの即戦力を補強し、楽しみなチームでしたが難しいシーズンとなっています。

それでは、具体的に得点や失点の傾向について分析していきたいと思います。

得点傾向

まずは得点傾向についてです。

横浜の得点としては、総得点が19得点でリーグ11位となっています。内訳としては、定位置攻撃が4点、セットプレーが3点、トランジションが4点、特殊局面が8点となっています。

他チームとの比較においては、定位置攻撃がリーグ10位、セットプレーがリーグ11位タイ(最下位)、トランジションがリーグ10位タイ、特殊局面がリーグ5位タイとなっています。

横浜の得点の特徴としては、得点力の減少が挙げられます。最初にここ4シーズンの得点数推移を示します。

このグラフを見ると、昨シーズンに1試合平均得点数が1点近く減少していること、今シーズンもその傾向が続いていることがわかります。堤選手と菅原選手の移籍は少なからず影響はあるでしょう。菅原選手が2023-2024シーズンが18点、2024-2025シーズンが11点と減少しています。また、堤選手と菅原選手は大学時代からのホットラインということもあり、その連携が活かせなくなったことも要因かもしれません。

特に定位置攻撃での得点減少が大きく、今シーズンは昨シーズンから見ても半数以下の数字となっています。選手の個の力を活かしながら、鳥丸監督の戦術がフィットして定位置攻撃で得点を量産していた頃と比べ、物足りない印象はあるでしょう。定位置攻撃の構築には時間がかかると思いますので、この中断期間をうまく活用できれば戦績も向上する可能性が十分にあると考えられます。

今シーズン横浜の得点源となっているのでは特殊局面です。その特殊局面での得点内訳は以下の通りとなっています。

パワープレー2点、GK活用2点、パワープレー返し3点、GK活用返し1点となっていて、特殊局面の中では様々な状況で得点を生んでいます。

とは言え、今シーズン勝利した2試合の大阪戦と町田戦でパワープレー返しをどちらも決めています。どこまでトレーニングを積むことができているかはわかりませんが、前半戦はパワープレー返しが勝点3に大きく貢献したことは事実でしょう。

また、パワープレーでは2得点となっていますが、ビハインドの展開も多くなっていると思いますので、もう少し増やしていきたいところだと思います。

セットプレーの得点の少なさも課題になります。元々セットプレーでの得点が多いチームではありませんが、今シーズンも昨シーズンに比べてセットプレーの得点数が減少していることがわかります。

合計3点で、コーナーキック、フリーキック、第2PKがそれぞれ1点ずつとなっています。セットプレーの総得点が最下位なので、合計点を伸ばしていきたいところですが、特にコーナーキックとキックインでしょう。

横浜が目指したい方向性としては、攻撃の強化が必須だと思います。そのためには定位置攻撃とセットプレーをより重点的に強化が必要で、今後鳥丸監督がある程度長期的に指揮を執ると考えたときには今年は戦術の理解を深めながら残留を目指し、数年の計画を考慮する必要があるのではないでしょうか。

失点傾向

次に失点傾向についてです。

横浜の失点としては、総失点が38得点でリーグ最下位となっています。内訳としては、定位置攻撃が9点、セットプレーが6点、トランジションが12点、特殊局面が11点となっています。

他チームとの比較においては、定位置攻撃がリーグ8位、セットプレーがリーグ6位タイ、トランジションがリーグ最下位、特殊局面がリーグ11位となっています。

横浜の失点の特徴としては、トランジションでの失点が多いことです。トランジションでの失点はリーグ最多となっており、最大の課題と言えます。

そのトランジションの失点の内容として、ボールを奪われた局面としては定位置攻撃が11点、トランジションが1点となっており、定位置攻撃でボールを奪われて失点する傾向が強いことがわかります。

これまで定位置攻撃が武器であった横浜ですが、得点数が少なくなっているだけではなく、逆に相手にボールを奪われて失点しまうことが増え、逆にウィークポイントになっていることが低迷している原因になっているのではないでしょうか。

トランジションの開始位置については、自陣と相手陣地どちらが多いような傾向はなく、中盤でボールを奪われて失点する傾向が強くあります。

※ピッチを縦に4分割し、自陣側からゾーン1と定義

他チームと比較した際には、ゾーン2(自陣10m〜20m)での失点が最多、ゾーン3(ハーフライン〜30m)での失点が10位タイとなっています。

定位置攻撃のフィニッシュに向かうまでの保持の局面でボールを失っています。その定位置攻撃の構築の部分に横浜の課題があると考えられます。

また、トランジションでの失点が多いという状況ですが、実際にゴールを守る局面の改善は必須でしょう。トランジョンのフィニッシュ局面での守り方については再現性が高いため、この中断期間で改善ができれば大きな守備の改善につながると考えられます。

また、セットプレーの失点についてはチーム内では比較的少ない傾向にあります。セットプレー失点の内訳は以下の通りです。

コーナーキックについては失点が0で良い数字となっています。一方でキックインは4失点で、リーグ10位タイとなっており、キックインの守備も改善していきたいところでしょう。

キックインで失点したシーンでの場所としては、0〜6mが1点、6〜10mが3点となっており、6〜10mについてはリーグ11位とリーグ内でも多くなっています。

その3失点のうち、インサイド1点、アウトサイド1点、チョンドン系1点と攻略のされ方は様々です。

インサイド アウトサイド チョンドン系
0〜6m 0 0 1
6〜10m 1 1 1

失点数がそこまで多くないため傾向とは言えないかもしれませんが6〜10mの位置でのキックインの守備は改善の余地があると考えられます。

定位置攻撃の失点については、9失点でリーグ8位となっています、そのうち、プレス回避とハーフアタックの内訳は以下のように、ハーフアタックが8点でリーグ11位、プレス回避は1点となっています。

ハーフに押し込まれた状況でなかなか守れていないことがわかります。トランジションの得点も多くないため、定位置守備からトランジションの強化も視野に入れたいところだと思います。

まとめ

それでは前半戦の横浜をまとめたいと思います。

得点

得点数の減少

横浜の得点数が減少している傾向にあります。特殊局面以外の定位置攻撃、セットプレー、トランジションの3局面で得点数が減少しており、これまでの横浜らしさを失っているように見受けられます。

定位置攻撃の減退

横浜の最大の特徴は定位置攻撃でしたが、昨シーズンから定位置攻撃での得点力が急激に減少しています。選手の個の力を活かした戦い方をベースにしながら、鳥丸監督が前回監督を務めた時期にはチーム戦術も強化され、リーグ屈指の得点力を誇っていました。

その定位置攻撃で伸び悩んでいるところですが、鳥丸監督が最就任され、今後の改善に期待したいところです。

特殊局面で見せる踏ん張り

なかなか攻撃面でうまくいっていないように伺える横浜ですが、特殊局面での得点を伸ばしています。これまで矢澤選手や井戸選手が上がって攻めるGK活用は多くありましたが、その他でも得点を奪っています。なかなかうまくいかない試合が多い中でパワープレー返しで得点を奪えていることはポジティブな内容でしょう。逆にパワープレーでもっと得点を奪いたいところです。

失点

定位置攻撃からトランジションでの失点

今シーズンの横浜はトランジションの失点が多く、そのほとんどが定位置攻撃で奪われて失点する結果になっています。攻撃の部分でも触れましたが、得意の定位置攻撃で力を発揮できていないことがこちらでも課題になっています。

定位置守備で押し込まれた状況での失点

定位置攻撃での失点も多くなっていますが、その大半は押し込まれた状態でのハーフアタックでの失点となっています。

トランジションのフィニッシュ局面

トランジション失点が多くなっていることは言及しましたが、トランジションのゴール前をどのように守るかを整備することが必須です。どうしてもトランジションを受けることはありますので、そこでしっかりと組織的な整備ができるかが重要なポイントになるでしょう。

総括

攻撃力が魅力だった横浜ですがその攻撃力を発揮することができず、レギュラーシーズンの前半戦を11位とかなり苦しんでいます。主力の流出はありましたが即戦力の補強もしっかりしており、ここまで低迷するとは想像ができませんでした。最大のポイントとしては定位置攻撃の改善だと考えます。

そもそも定位置攻撃が強化されれば、トランジションでの失点も減少するでしょうし、得点にも失点にも寄与すると思われます。様々なことを記載しましたが、定位置攻撃でうまくいくようになればチーム状況も良くなってくると思われます。

今回はY.S.C.C.横浜について分析しました。次回もお楽しみに!ありがとうございました!

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