#106 Fリーグ2023-2024Div.2チーム分析 マルバ水戸FC

マルバ水戸FC

みなさんこんにちは。

現在F2のチーム分析を行っています。

今回は第2弾、今シーズン5位となったマルバ水戸FCです。ぜひご覧ください!

戦績

マルバ水戸FCは、全16試合を6勝1分9敗の勝点19、得点41、失点48の成績でシーズンを終了しました。

日付 Home Away 相手 前半スコア 試合スコア
2 2023/06/18 HOME ボアルース長野 1⚫︎2 2△2
3 2023/06/25 AWAY アグレミーナ浜松 5○0 8○4
4 2023/07/02 HOME リガーレヴィア葛飾 2⚫︎4 3⚫︎5
5 2023/07/08 AWAY ミラクルスマイル新居浜 0⚫︎1 1⚫︎3
6 2023/07/15 AWAY ヴォスクオーレ仙台 1○0 1⚫︎3
7 2023/07/22 HOME ポルセイド浜田 1○0 3○2
8 2023/07/30 AWAY ヴィンセドール白山 1○0 2○1
9 2023/09/10 HOME 広島エフ・ドゥ 1○0 3○1
11 2023/09/22 AWAY ボアルース長野 2△2 2⚫︎4
12 2023/10/22 HOME アグレミーナ浜松 0⚫︎1 2⚫︎3
13 2023/10/28 AWAY リガーレヴィア葛飾 1○0 3○2
14 2023/11/05 HOME ミラクルスマイル新居浜 1⚫︎2 1⚫︎2
15 2023/11/11 HOME ヴォスクオーレ仙台 2⚫︎3 3⚫︎5
16 2023/12/03 AWAY ポルセイド浜田 3○0 6○3
17 2023/12/11 HOME ヴィンセドール白山 0⚫︎2 0⚫︎3
18 2023/12/24 AWAY 広島エフ・ドゥ 0⚫︎3 1⚫︎5

2022-2023シーズンは圧倒的な強さを見せて昇格したしながわに次ぎ準優勝の成績でしたが、今シーズンはなかなか勝点を伸ばすことができずに5位という結果になっています。昨シーズンは9勝4分3敗の勝点31でしたので、勝利が減り、敗戦が増えたという状況です。

今シーズンの水戸が思うような結果を残せなかった要因としては、後半戦に勝点を重ねられなかったことがあると思います。前半戦が4勝1分3敗、後半戦が2勝6敗となっており、後半戦の失速があったシーズンとなりました。

また、水戸の前半のスコアと結果を比べてみると、リードして折り返した時は勝利、ビハインドで折り返した時は敗戦という結果になる傾向があります。

前半スコア/最終スコア 勝利 引き分け 敗戦
リード 6 0 1
同点 0 0 1
ビハインド 0 1 7

リードして前半を折り返した試合は7試合で、そのうち6試合はそのまま勝利しています。一方で、ビハインドで前半を折り返した試合は8試合で、逆転勝利した試合は1試合もありません。

つまり、良い状況の時はそのリズムを継続でき、一方でリードされた状況でなかなか逆転できないという傾向があると考えられます。このあたりは憶測の域を出ませんが、メンタルコントロールやマネジメントに課題がある可能性があるでしょう。

得失点傾向

それでは、マルバ水戸FCの1年間の得失点傾向について解説したいと思います。まずは得点傾向です。

得点傾向

水戸の得点数はリーグ7位タイの41で、定位置攻撃が15、セットプレーが12、トランジションが8、特殊局面が6となっています。

水戸の得点の特徴としては、セットプレーでの得点が比較的多く、トランジションでの得点が少ないという点です。

セットプレーではCKが6点でリーグで2番目に多い数字であり、水戸の得点源と言えます。

また、セットプレーでの得点者としては、辛島選手が5得点と、セットプレーでのシューターとなっていることがわかります。

また幸島選手は9得点でチーム最多得点となっておりますが、その辛島選手の得点の半数以上がセットプレーであることから、水戸はセットプレーを強みにしていると考えてよいでしょう。

また、トランジションでの得点の少なさは改善したいポイントだと思います。定位置攻撃での失点がリーグ内でそこまで少ない訳ではありませんから、常にボールを握り、トランジション攻撃の回数が少ないということではないと思われます。数字だけで原因は不明ですが、ボールを奪えていないのか、奪った後にゴールに繋げられていないのか、定位置守備からトランジションへの移行という点は改善ポイントと言えるでしょう。

失点傾向

水戸の失点数はリーグ3位の48で、定位置攻撃が16、セットプレーが7、トランジションが16、特殊局面9がとなっています。

水戸の特徴としては、まずリーグ内では失点が少ないということです。失点はリーグ3位、得点はリーグ7位タイということから、まずは守備を安定させて戦うチームであるということが言えるでしょう。とは言え、優勝した仙台、準優勝だった長野は32と、上位2チームの1.5倍の数字であることから、優勝や昇格を目指す上では守備の改善も必要になります。

その中で、セットプレーでの失点が少ないということが特徴だと言えます。

セットプレーでの失点数は仙台、長野に次ぐ3番目に少ない7点です。得点においてもセットプレーは多い要素になっておりますので、今シーズンセットプレーは注力した局面ではないでしょうか。

また、来シーズン以降に上位に食い込んでいくためには、トランジションでの失点を減らすことは重要です。

上位2チームとはトランジションの失点数で大きな差ができています。良い攻撃で、カウンターを受けないようにすることが非常に重要だと言えます。

まとめ

今回はF2リーグで5位となったマルバ水戸FCについて分析しました。

水戸は攻守ともにセットプレーに強みを持ち、トランジションに課題が残るシーズンになりました。チーム内得点王の辛島選手は相手チームにとって非常に脅威な存在になっていたと思います。

全日本選手権は関東大会で敗退し、全国大会への出場はなくなってしまいました。ですので今シーズンは終了し、また選手の入れ替えがあるかもしれませんが来シーズンはどのように変わるのかを見ていきたいと思います。

それでは今回は以上になります。ありがとうございました!

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