みなさんこんにちは。
F1のレギュラーシーズン前半戦が終了し、各チームの得失点を中心に分析を行っています。第8弾は、バルドラール浦安です。ぜひご覧ください!
これまでのチーム分析も併せてご覧ください!
バルドラール浦安 戦績
まずは前半戦の戦績についてです。
今シーズンの浦安は、5勝1分5敗の勝点16、5位で前半戦を終了しています。
節 | 日時 | HOME/AWAY | 相手 | スコア |
1 | 2025/05/31 | HOME | 湘南ベルマーレ | 4○2 |
2 | 2025/06/06 | AWAY | Y.S.C.C.横浜 | 1○0 |
3 | 2025/06/15 | HOME | シュライカー大阪 | 3○2 |
4 | 2025/06/23 | HOME | ボアルース長野 | 7○3 |
5 | 2025/06/29 | AWAY | バサジィ大分 | 0⚫︎2 |
6 | 2025/07/05 | HOME | 立川アスレティックFC | 0⚫︎2 |
7 | 2025/07/12 | AWAY | ペスカドーラ町田 | 0⚫︎3 |
8 | 2025/07/18 | HOME | 名古屋オーシャンズ | 2⚫︎4 |
9 | 2025/07/26 | AWAY | ボルクバレット北九州 | 9○3 |
10 | 2025/08/02 | AWAY | フウガドールすみだ | 3△3 |
11 | 2025/08/10 | AWAY | しながわシティ | 2⚫︎6 |
昨シーズン王者の浦安ですが、前半戦は苦戦が続いています。開幕から4連勝と良いスタートを切ったものの、その後4連敗と落差の大きいシーズンとなっています。
その要因としては、本石選手の怪我と言えると思います。欠場した3試合では勝利どころか得点もなく、本石選手のチーム内での影響力が非常に高いことが伺える結果になっています。
当然連覇を狙うシーズンですが、前半戦首位の名古屋との勝点差は8と大きくなっていますが、まだファイナルシーズンでの直接対決もあるため、まずは後半戦で徐々に勝点差を縮めていくことが重要になります。それでは、具体的に得点や失点の傾向について分析していきたいと思います。
得点傾向
まずは得点傾向についてです。
浦安の得点としては、総得点が31得点でリーグ4位タイとなっています。内訳としては、定位置攻撃が12点、セットプレーが6点、トランジションが5点、特殊局面が8点となっています。
他チームとの比較においては、定位置攻撃がリーグ2位、セットプレーがリーグ4位タイ、トランジションがリーグ7位タイ、特殊局面がリーグ5位タイとなっています。
浦安の特徴としては、定位置攻撃の得点が多いことです。
その12得点のうち、8得点はハーフアタックでの得点となっています。
リーグ2位タイの数字になっていますので、スペースが少ない状態でも得点を奪う力があると言えます。
また、ここ4シーズンでの得点数を比較します。
リーグでも多くなっている定位置攻撃については、ここ4シーズンほぼ横ばいになっています。どのシーズンでも継続して1試合1得点程挙げられているため、やはり浦安の強みは定位置攻撃であると言えるでしょう。
この図を見ると、昨シーズンは優勝するに匹敵するチームの得点力だったように思います。ただ、今シーズンも優勝を目指す中では、1試合平均1点以上昨シーズンから減少している状況を向上させていくことは必須と言えます。
昨シーズンと比較した中で、定位置攻撃以外は減少していますが、特に減少が大きいのは特殊局面です。
特殊局面が8得点で、そのうち最大はパワープレー返しが5得点となっています。パワープレーでの得点が0なのと、GK活用での得点が1得点なのは昨シーズンとの違いではないでしょうか。特に昨シーズンとの違いはGK活用です。GK活用での得点は昨シーズンからはかなり減少していて、イゴール選手を上げて攻撃するシーンもかなり多かったですから、今シーズンはそこの違いは大きく出ていると思います。
セットプレーについても昨シーズンから半減近くなっていることも気になるポイントです。
コーナーキックとキックインの得点数が減少し、特にキックインの減少数は非常に大きくなっています。この点は石田選手が移籍した影響も考えられるでしょう。
失点傾向
次に失点傾向についてです。
浦安の失点としては、総失点が30失点でリーグ9位となっています。内訳としては、定位置攻撃が7点、セットプレーが5点、トランジションが6点、特殊局面が12点となっています。
他チームとの比較においては、定位置攻撃がリーグ5位タイ、セットプレーがリーグ5位、トランジションがリーグ7位タイ、特殊局面がリーグ最下位となっています。
浦安の失点の特徴としては、特殊局面での失点が多いことです。
特殊局面失点の内訳としては、
パワープレーが4点、GK活用が2点、PP返しが3点、GK活用返しが2点、退場局面が1点と、様々な局面での失点となっています。
特に気になるのが、パワープレーでの失点数です。
パワープレーでの失点数については、リーグ最多タイとなっています。そのうちの3失点は北九州戦でしており、その試合は大量リードもあって勝敗に影響は出ていません。ただ、残りの1失点はすみだ戦で、最終盤に同点に追いつかれたものとなっています。パワープレーで勝点を失ったのはこの1試合だけなので課題とは言えませんが、連覇を目指していく上では抑えたい失点になるでしょう。
ここ4シーズンでの失点傾向を比較します。
まず見えるのは、優勝した昨シーズンと比較して失点数が増加していることがわかります。得点が1.11点減少、失点が0.77点増加していますので、昨シーズンと比べて合わせて2点近くの差が生まれていることがわかります。全局面で昨シーズンと比べて失点数が増加しているため、全体的な失点の減少が必要であると言えます。
その中で改善したいところとしてはトランジションではないでしょうか。
トランジション6失点のうち、定位置攻撃でボールを奪われて失点した数が5失点と大半を占め、リーグの中でっも3番目に多い数字となっています。浦安と言えば定位置攻撃だと思いますが、その定位置攻撃でボールを奪われる数を減らしていきたいところでしょう。相手はどうしても浦安相手にはどのようにボールを奪って攻撃に繋げるかを考えてくると思いますので、その部分がより改善できれば上位により近付いていくでしょう。
まとめ
それでは前半戦の浦安をまとめたいと思います。
得点
浦安の最大の特徴としては、定位置攻撃です。3-1と4-0を変化させながらボール保持を高める浦安のスタイルは変わりません。今シーズンもその強みを発揮していると言えます。
パワープレーで得点を奪えていないことは大きな課題でしょう。連覇を目指すシーズンですがなかなか思うような結果が出せていない中ですので、パワープレーを最終盤の武器にし、勝点を上乗せしたいところです。
セットプレーの浦安の強みでありましたが、今シーズンはおよそ半減しています。得意の定位置攻撃の二次攻撃として機能できれば、より厚みのある攻撃ができるでしょう。
失点
相手パワープレーで勝点を落とした試合は1試合ですが、合計でのパワープレー失点数が多くなっています。今後ファイナルシーズンも含めて勝点を重ねていくためにはパワープレーで守り切れるかという点は重要なポイントになります。
得意の定位置攻撃から相手のトランジションへの対抗の部分が課題と言えます。浦安に対抗する相手としてはトランジションは狙い目と思いますので、武器をさらに強い武器にして失点数にも寄与したいところです。
総括
昨シーズン念願の初優勝も、大黒柱石田選手の移籍や新主将本石選手の負傷もあり、なかなか思うような勝点を重ねられていない浦安。監督交代がありましたがスタイルの大きな変化はなく、定位置攻撃に特徴のあるチームです。
しかし、昨シーズンから得点が減少、失点が増加と、連覇が遠くなってきています。得点、失点ともに優勝のためには全局面昨シーズン程度の水準まで持っていきたいのが理想だと思います。ファイナルシーズンも含めてまだシーズンは長く続くため、今後の巻き返しに期待したいと思います。
今回はバルドラール浦安について分析しました。次回もお楽しみに!ありがとうございました!
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