#153 Fリーグ2024-2025Div.2 エスポラーダ北海道分析

エスポラーダ北海道

みなさんこんにちは。

これまで日本女子Fリーグの上位リーグチームの得失点について分析してきました。

今回からはF2の各チーム分析をしていきたいと思います。初回はエスポラーダ北海道です。ぜひご覧ください!

エスポラーダ北海道 戦績

まずは今シーズンの戦績についてです。

今シーズンの北海道は1323敗の勝点412位でシーズンを終了しています。昨シーズン仙台との入替戦に敗れてF2降格となった北海道ですが、今シーズンでの再昇格は果たせないという結果になりました。

日時 相手 スコア
1 2024/06/01 リガーレヴィア葛飾 2○1
2 2024/06/09 デウソン神戸 5○3
3 2024/06/16 アグレミーナ浜松 5○4
4 2024/06/22 マルバ水戸FC 7○2
5 2024/06/30 ボアルース長野 0⚫︎1
6 2024/07/07 広島エフ・ドゥ 2○1
7 2024/07/13 ミラクルスマイル新居浜 7○6
8 2024/07/21 ポルセイド浜田 2○0
9 2024/07/28 ヴィンセドール白山 3⚫︎9
11 2024/09/16 デウソン神戸 6○4
10 2024/10/13 リガーレヴィア葛飾 8○2
12 2024/10/27 アグレミーナ浜松 5○2
13 2024/11/02 マルバ水戸FC 8○3
14 2024/11/10 ボアルース長野 3△3
15 2024/11/16 広島エフ・ドゥ 5○3
16 2024/11/24 ミラクルスマイル新居浜 7○1
17 2024/11/30 ポルセイド浜田 3△3
18 2024/12/14 ヴィンセドール白山 3⚫︎4

それでは、具体的に得点や失点の傾向について分析していきたいと思います。

得点傾向

まずは得点傾向についてです。

北海道の得点としては、総得点が81得点でリーグ最多となっています。内訳としては、定位置攻撃が27点、セットプレーが23点、トランジションが22点、特殊局面が9点となっています。

他チームとの比較においては、定位置攻撃がリーグ1位、セットプレーがリーグ2位、トランジションがリーグ1位、特殊局面がリーグ7位となっています。

北海道の特徴としては、まずは総得点が多く、高い得点力を見せたシーズンになったことです。その中では、定位置攻撃とセットプレー、トランジションの主要3局面についてリーグトップクラスの得点数を誇り、北海道の得点力は非常に高かったことが言えます。

その中で攻撃を牽引したのはリーグMVPとなった室田選手です。17得点でリーグ3位、アシストについてもリーグ2位の14アシストを記録し、得点に直結するプレーで北海道の攻撃を支えたことがわかります。

一度は引退を決意した室田選手ですが、やはりまだまだ活躍できることを示したシーズンになりました。個人的には、まだまだ現役を続けていただきたいと思います。

次に、直近3シーズンの推移を示します。

過去2シーズンはF1だったため当然前提条件は異なりますが、昨シーズンと比較して1試合平均の得点数が1点増加しています。特殊局面はパワープレーをする機会が減少したことが影響して減少していますが、その他の3局面は全て増加していることがわかります。

F2への降格によってリーグ内での立ち位置が変わり、優勝を目指すために得点が必要になったシーズンになりましたが、攻撃の部分ではその効果が出たシーズンだったと言えます。また、トランジション攻撃に特徴を持つ北海道ですが、最多の得点は定位置攻撃となっています。もちろんボールを保持する時間がF1時代よりも長くなっていると思いますが、リーグ内の立ち位置が変わった状況でも適応できていると考えられます。

失点傾向

次に失点傾向についてです。

北海道の失点としては、総失点が52失点でリーグ3位となっています。内訳としては、定位置攻撃が15点、セットプレーが8点、トランジションが17点、特殊局面が12点となっています。

他チームとの比較においては、定位置攻撃がリーグ3位、セットプレーがリーグ1位、トランジションがリーグ7位タイ、特殊局面がリーグ5位タイ(最多失点)となっています。

北海道の特徴としては、トランジションと特殊局面での失点が多いことが挙げられます。

トランジションでの失点が17点で3番目タイに多い数字、特殊局面は12失点で6チームが並んでリーグ最多タイとなっています。

今シーズンの北海道は得点力を武器として戦ってきた反面、トランジションでの失点が多いということはどのように攻撃を終わらせるかということが課題の一つではないかと考えられます。優勝した長野との失点数を比較した時には、長野の倍以上の失点をしていることから、来シーズン優勝を目指す上ではその部分の改善によって失点の減少に注力する必要があるのではないでしょうか。

また、特殊局面での失点はリーグ最多タイとなっていますが、内訳は以下の通りとなっています。

特に目立つのはパワープレー返しで、リーグ最多の失点数となっています。

北海道はリードする試合が多かったと思いますので、パワープレーをする機会としては他のチームと比べて少なかったと思われます。その中でパワープレー返しでの失点が最多というところでは、改善したいポイントでしょう。

パワープレーでの得点が3得点であることを考えると、今シーズンの北海道のパワープレーはうまくいかなかった傾向があると言えます。

それでは、直近3シーズンの失点を比較したいと思います。

F2へ降格した今シーズンは、F1で戦った昨シーズンよりも半数以下となっています。どの局面においても失点数は減少していることもわかります。ただし、昨シーズンの1試合平均失点数が6点以上と非常に大きくなっていたこと、F2への降格によって守備が改善されたかの因果関係は分かりません。とは言え、2022-2023シーズンと比較すると1試合平均1点強の失点が減少していますが、カテゴリの変更を考慮するとそこまで大きな減少になっていないように思います。やはり優勝した長野とは大きな差がありますので、来シーズン以降の課題として失点数の減少は大きなテーマになるのではないでしょうか。

今後についての展望

最後に、今後の展望について分析したいと思います。

昨シーズンF1で最下位となり、入替戦で敗れたためにF2への降格となった北海道。一度は引退を表明した室田選手の電撃復帰や、三浦選手や宮原選手といった即戦力の加入があり、優勝候補としてF2のシーズンがスタートしました。

開幕4連勝で好スタートを切ったものの、同じく優勝候補の長野に敗れ、その後長野がなかなか勝点を落とさないことで差を縮められず、結果的には白山に2敗してしまったこともあり優勝を逃す結果になりました。得点についてはリーグトップの数字を残しましたが、失点数が重くのしかかった印象があります。得点が多い分撃ち合いの試合をすることもあり、多くの試合では勝利を掴んできましたが敗れてしまうこともあり、手堅い試合ができなかったのではないでしょうか。

来シーズンに向けては、やはり守備の部分の改善が求められるでしょう。特にトランジションの守備の部分では、F2初年度で見せた攻撃力を武器に、カウンターを受けないようにする攻撃の終わらせ方や、カウンターを受けた時の対応を重点的に強化することが必要になると思われます。そうすることで元々強みとしていたトランジションがより強力なものになり、今シーズンよりも勝点を重ねられるのではないでしょうか。

今回はエスポラーダ北海道について分析しました。また次回をお楽しみに。ありがとうございました!

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