#101 FリーグDiv.1第20節終了時点での上位リーグ争い

Fリーグ

みなさんこんにちは。

先週末でFリーグDiv.1は第20節が終了し、レギュラーシーズンは残り2試合になりました。

これまで解説しているレギュラーシーズンの上位争いについてですが、徐々に可能性があるチーム数が絞られてきました。第20節時点での上位リーグ争いを整理したいと思います。ぜひご覧ください!

第20節の試合結果

第19節終了時点で、すでに確定している町田、名古屋、大阪以外で上位リーグ進出の可能性があるチームは以下の7チームでした。

  • 立川アスレティックFC
  • バルドラール浦安
  • Y.S.C.C.横浜
  • バサジィ大分
  • 湘南ベルマーレ
  • フウガドールすみだ
  • しながわシティ

まずはその7チームの第20節の結果からおさらいします。

  • 10位 しながわ 0-1 8位 湘南
  • 6位 横浜 2-0 4位 立川
  • 9位 すみだ 3-5 5位 浦安
  • 12位 北海道 2-4 7位 大分

11/10(金)に行われた3試合は、全チームが上位リーグ争いをしているチーム同士の対戦となりました。その金曜日の試合で5位浦安、6位横浜が揃って勝利したため、湘南、すみだ、しながわの上位リーグ進出の可能性が消滅し、ファイナルシーズンは下位リーグで残留争いを戦うことになりました。

その後11/12(日)に行われた北海道対大分では、大分が4-2で勝利し、最終的には5〜7位の全チームが勝利する結果になっています。第20節終了時点での順位表は以下の通りです。

順位 チーム 勝点 得失点 21節 22節
4 立川 34 7 H大分 Aしながわ
5 浦安 32 4 H湘南 A町田
6 横浜 30 12 Hしながわ H北海道
↑ 上位リーグ ↑
7 大分 28 14 A立川 H大阪
8 湘南 23 -6 A浦安 Hすみだ

上位リーグ争いの4チームの順位は変わらず、4位立川、5位浦安、6位横浜、7位大分の4チームが上位リーグ3枠を争う形です。4位立川と7位大分の勝点差は6、6位横浜との勝点差は4であり、4位立川は5位浦安を含めた3チーム全てに追い抜かれた場合に下位リーグとなりますので、上位リーグ進出の可能性はかなり高い状況と言えます。

ただし、第21節はその立川と大分の直接対決になっていますので、ここで大分が勝利し、さらに横浜がしながわに勝利すればまだまだわからない状況になります。

第21節での上位・下位リーグ決定条件

それでは第21節での結果で上位リーグまたは下位リーグが決定するチームの状況を整理したいと思います。

4位 立川アスレティックFC

まずは4位立川です。立川は勝点34、7位大分との勝点差が9となっています。立川の上位リーグ決定の条件は、

  • 立川が大分に引き分け以上
  • 横浜がしながわに敗戦 1つを満たせば上位リーグ決定

このうち1つを満たした場合に残り1試合で7位との勝点差が4以上になりますので、上位リーグ決定となります。

立川が上位リーグ進出の可能性は非常に高いですが、前述の通り第21節で大分との直接対決に敗れ、横浜がしながわに勝利した場合には大分との勝点差が3、横浜との勝点差が2になり、両チームに得失点差は下回っていますので最終節までわからない状況になります。立川としては上位リーグ進出ではなく優勝を目指しているため、第21節で早く上位リーグ確定を決めたいところです。

5位 バルドラール浦安

まずは5位浦安です。浦安は7位大分と勝点差が4となっています。浦安の上位リーグ決定の条件は、

  • 浦安が湘南に勝利
  • 浦安と大分がともに引き分け
  • 大分が立川に敗戦 1つを満たせば上位リーグ決定

このうち1つを満たした場合に残り1試合で7位との勝点差が4以上になりますので、上位リーグ決定となります。浦安は自力で上位リーグ進出を決めることができます。

6位 Y.S.C.C.横浜

次に6位横浜です。現在7位大分との勝点差は2となっています。横浜の上位リーグ決定の条件は、

  • 横浜がしながわに勝利
  • 大分が立川に敗戦 両方を満たせば上位リーグ決定

このどちらも満たした場合、横浜は大分との勝点差が4になりますので、上位リーグ確定になります。

7位 バサジィ大分

次に7位大分です。現在6位横浜との勝点差は2となっています。第21節で大分が上位リーグ決定する可能性はありません。下位リーグ決定の条件は、

  • 横浜がしながわに勝利
  • 大分が立川に敗戦 両方を満たせば下位リーグ決定

このどちらも満たした場合、大分は6位横浜との勝点差が4になりますので、下位リーグ確定になります。横浜の上位リーグ確定の条件と大分の下位リーグ確定の条件は同一です。

上位リーグ争い 第21節展望

最後に上位リーグ争いに関する第21節の展望を解説します。

5位 バルドラール浦安 対 8位 湘南ベルマーレ

まずは5位浦安と8位湘南の対戦です。湘南は下位リーグが決定したものの、ファイナルシーズンで残留争いを意識した戦いはしたくないはずですので、できるだけ勝点差をつけた状態でレギュラーシーズンを終えたいところでしょう。

一方浦安は勝利すれば自力で上位リーグを決めることができます。第20節のすみだ戦は長坂選手を出場停止で欠いたこともあってかなかなか攻撃がうまくいかなかったように思いますが、逆転勝利と勢いに乗っています。また、日本代表に選出されている石田選手、本石選手、長坂選手を中心に攻撃力は健在です。また、湘南にはこちらも日本代表でゴレイロのフィウーザ選手やFixoの内村選手がいます。その攻防に注目が集まる試合になるでしょう。

共に出場停止選手はなく、浦安は東出選手、湘南は高橋選手が警告3枚でリーチになっています。日本代表に選出されている選手も多くいますので、その選手たちがコンディションを保てるかもポイントの一つでしょう。

6位 Y.S.C.C.横浜 対 10位 しながわシティ

次は6位横浜対10位しながわです。しながわも下位リーグが確定し、残留争いに向けて本格的に向き合わなければならない状況です。岡山監督が解任となり、チームの中にも危機感がかなり高まってきているのではないかと想像しています。チームが一丸となり、より大きな力を発揮する可能性もあると思います。

一方横浜は8試合勝利がない状況で、ついに後半戦初勝利を掴みました。1つ勝てばプレッシャーからも解放される部分はあると思いますので、ここから自慢の攻撃力が再爆発する可能性もあると思います。今節での自力での上位リーグ確定はありませんが、勝利すれば上位リーグが確定する可能性があるので、まずは勝利して大分の結果を待ちたいところでしょう。

共に出場停止選手はありませんが、横浜は1stセットの高橋選手、安井選手、菅原選手が、しながわは瀧澤選手、ダニエルホザ選手、カイオ選手、黒本選手が警告3枚で出場停止にリーチとなっています。共に主力がリーチになっていますので注意が必要な状況です。

4位 立川アスレティックFC 対 7位バサジィ大分

次は4位立川と7位大分です。上位リーグ争い再注目の直接対決です。

立川は引き分け以上で上位リーグが確定、敗戦であれば横浜が敗れた場合には上位リーグが確定しますので、この試合でまずは上位リーグを確定したいところでしょう。大分が勝利した場合には、立川との勝点差が3となり、上位リーグ争いが非常に混沌とした中でレギュラーシーズン最終節を迎えることになります。無得点試合もありますが攻撃が魅力の立川と守備が魅力の大分、この対決でどちらに軍配が上がるか注目されます。

ともに出場停止予定はありません。警告3枚の選手は立川が上村選手、南雲選手、大分が青選手とリシ選手、仁部屋選手です。

最後に

いよいよ上位リーグ争いの最終盤、残り2試合です。立川は有利な状況ですが、大分との直接対決に敗れると本当にわからなくなります。第21節では、立川、浦安、横浜の3チームが上位リーグを確定できる可能性があります。大分は勝ち続けるしかない状況。また第21節の結果をもとに解説したいと思います。

それでは今回は以上になります。ありがとうございました!

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