みなさんこんにちは。
先週末でFリーグDiv.1は第19節が終了し、レギュラーシーズンは残り3試合となっています。
レギュラーシーズンは上位リーグ争いが熾烈となっており、第19節時点での上位リーグ争いを整理したいと思います。ぜひご覧ください!
第19節の試合結果
前回の記事で、現実的には横浜、浦安、大分、湘南の4チームが上位リーグ進出の可能性があるとお伝えしました。まずはその4チームの第19節の結果からおさらいします。
- 5位 横浜 2-5 7位 大分
- 6位 浦安 2-1 9位 しながわ
- 8位 湘南 2-5 2位 名古屋
5位横浜と7位大分の直接対決は横浜が敗れ、6位浦安が勝利、そして8位湘南は敗戦という結果になりました。
これにより上位リーグを争う順位表は以下の通りとなっています。上位リーグが確定していないチームで可能性があるのは4位立川から10位しながわまでとなっています。
順位 | チーム | 勝点 | 得失点 | 20節 | 21節 | 22節 |
4 | 立川 | 34 | 9 | A横浜 | H大分 | Aしながわ |
5 | 浦安 | 29 | 2 | Aすみだ | H湘南 | A町田 |
6 | 横浜 | 27 | 10 | H立川 | Hしながわ | H北海道 |
↑ 上位リーグ ↑ |
||||||
7 | 大分 | 25 | 12 | A北海道 | A立川 | H大阪 |
8 | 湘南 | 20 | -7 | Aしながわ | A浦安 | Hすみだ |
9 | すみだ | 20 | -22 | H浦安 | H名古屋 | A湘南 |
10 | しながわ | 19 | -12 | H湘南 | A横浜 | H立川 |
浦安が横浜を抜いて5位に浮上、大分も横浜に勝利で上位リーグラインとの勝点差を2に縮めています。湘南は敗戦で勝点20のまま、すみだも前節大阪に引き分けで勝点を20に伸ばし、両チームが6位横浜との勝点差が7となっており、現実的には厳しい状況です。
7チームに可能性が残されていますが、現実的には立川はほぼ確定、残り2枠を浦安、横浜、大分で争う状況となっています。
第20節での上位・下位リーグ決定条件
それでは第20節での結果で上位リーグまたは下位リーグが決定するチームの状況を整理したいと思います。
4位 立川アスレティックFC
まずは4位立川です。立川は勝点34、7位大分との勝点差が9となっています。立川の上位リーグ決定の条件は、
- 立川が横浜に引き分け以上
- 大分が引き分け以下 1つを満たせば上位リーグ決定
このうち1つを満たした場合に残り2試合で7位との勝点差が7以上になりますので、上位リーグ決定となります。立川としては、3連敗かつ大分が3連勝、横浜が2勝1分以上(立川には勝利が必須)が上位リーグの条件となりますので、上位リーグ決定は時間の問題です。
とは言え、立川は優勝を目指していると思われますので、上位リーグ確定を意識せず、とにかく目の前の試合の勝点3を目指すでしょう。
5位 バルドラール浦安
まずは5位浦安です。浦安は7位大分と勝点差が4となっています。浦安の上位リーグ決定の条件は、
- 浦安がすみだに勝利
- 大分が北海道に敗戦 両方を満たせば上位リーグ決定
この2つの条件をともに満たした場合、大分との勝点差が7に広がりますので、残り2試合を残して上位リーグ進出が確定します。浦安が勝利、大分が引き分けの場合は勝点差は6ですが、大分が得失点差で大きく上回っていますので、可能性は低くはなりますが、まだ上位リーグ確定とすることはできません。
6位 Y.S.C.C.横浜
次に6位横浜です。現在7位大分との勝点差は2なので、第20節の結果で決定することはありません。ただし、立川に敗れ、大分が北海道に勝利した場合は順位が逆転することになり、下位リーグ圏内になってしまいます。
7位 バサジィ大分
次に7位大分です。6位横浜と同様、第20節で決定することはありません。ただし、北海道に勝利し、横浜が敗れれば6位に浮上できます。
8位 湘南ベルマーレ
次は8位湘南です。湘南は、6位横浜と勝点差が7になっています。両チームの下位リーグ決定の条件としては、
- 横浜が立川に勝利
- 湘南がしながわに敗戦
- 「湘南としながわが引き分け」かつ「大分が勝利または横浜が引き分け以上」 1つを満たせば下位リーグ決定
この3つの条件のうち、いずれかを満たした場合は下位リーグが決定します。ただし、横浜や大分とは得失点差に大きく差がありますので、勝点で上回る必要があり、その部分からもかなり厳しい条件と言えます。
9位 フウガドールすみだ
次は9位すみだです。すみだの状況は湘南と同じで、6位横浜と勝点差が7になっています。下位リーグ決定の条件としては、湘南と同じ状況です。
- 横浜が立川に勝利
- すみだが浦安に敗戦
- 「すみだと浦安が引き分け」かつ「大分が勝利または横浜が引き分け以上」 1つを満たせば下位リーグ決定
10位 しながわシティ
最後に10位しながわシティです。しながわは勝点19で、6位横浜との勝点差が8となっています。しながわの下位リーグ決定の条件は、
- 引き分け以下
- 横浜が勝利 1つを満たせば下位リーグ決定
このどれかを満たした場合に残り2試合で6位との勝点差が7以上になりますので、下位リーグが決定となります。ただし、横浜や大分とは得失点差が大きく開きがありますので、勝点で上回る必要があります。そう考えると、実質的に横浜が引き分けの場合でも勝点差が6となり、逆転が現実的に困難になります。
しながわが上位リーグに進出する可能性はかなり低いため、目の前の試合で勝点3を取ることを考えて試合に臨むでしょう。
上位リーグ争い 第20節展望
最後に上位リーグ争いに関する第20節の展望を解説します。
10位 しながわシティ 対 8位 湘南ベルマーレ
まずは10位しながわと8位湘南ベルマーレの対戦です。どちらも上位リーグ進出の可能性はわずかに残しているものの、現実的には不可能であり、残留を目指す直接対決になります。ファイナルシーズンでの対戦も考え、お互いに良いイメージを持てる試合にしたいところでしょう。しながわが勝利すれば両者の順位が入れ替わります。しながわは敗れ、北九州と北海道がともに勝利した場合には最下位と勝点差1になる可能性があります。
しながわは藤川選手が、湘南は林田選手が警告の累積による出場停止の見込です。なお、警告3枚で出場停止にリーチがかかっている選手は、しながわが瀧澤選手、ダニエルホザ選手、カイオ選手、黒本選手、湘南が高橋選手となっています。特にしながわはリーチの選手が多く、主力であるため、その点も注意が必要になります。
6位 Y.S.C.C.横浜 対 4位 立川アスレティックFC
次は6位横浜対4位立川です。立川は優勝の可能性に望みをつなげるために、横浜はなんとしても上位リーグ進出と流れを断ち切るために勝ちたいところ。得点数2位の立川と3位の横浜の、ともに攻撃力が魅力の両チームの対戦になります。横浜は敗れると大分が勝利すれば横浜は7位に転落、下位リーグ圏内に入ってしまいます。
横浜は井戸選手が前節退場しましたので、今節は出場停止の予定です。矢澤選手が怪我で離脱中ですので、非常に苦しい台所事情になるでしょう。警告3枚でリーチの選手は、横浜が安井選手、菅原選手、立川が上村選手、南雲選手となっています。
9位 フウガドールすみだ 対 5位 バルドラール浦安
次は9位すみだ対5位浦安です。浦安としては勝てば上位リーグ決定の可能性があるため、この試合で勝利し、大分にプレッシャーを与えたいところ。すみだは現実的には上位リーグは厳しく、残留に向けた戦いになります。4連敗がありましたが少しずつ復調しているように見えるすみだですので、この試合も勝点を重ねたい試合です。
浦安は長坂選手が出場停止の予定、警告を3枚受けている選手は浦安が東出選手のみ。この試合はそこまで次節の警告を考えずに行われる試合になりそうです。
12位 エスポラーダ北海道 対 7位バサジィ大分
次は12位北海道と7位大分です。北海道はとにかく残留に向け、北九州との直接対決の前にできれば勝点で上回ること、無理でも勝点差を広げられないことが重要です。北海道の試合の後に北九州は試合を行いますので、プレッシャーをかけるために勝利を掴みたいところでしょう。大分は勝利すれば6位に浮上する可能性があります。横浜がなかなか勝利を掴めない状況なので、早めに順位を上げておきたい状況です。
ともに出場停止予定はありません。警告3枚の選手は北海道が室田選手と山田選手、大分が青選手とリシ選手、仁部屋選手です。
2位 名古屋オーシャンズ 対 1位 ペスカドーラ町田
上位リーグに関係する試合は先の4試合になりますが、第20節は最も重要と言える試合の一つ、首位町田対2位名古屋の直接対決があります。
首位町田を勝点差1で追いかける名古屋のホームで行われる試合です。両チーム非常に強度が高い試合をするため、激しい試合になることが予想されます。名古屋は負ければ勝点差が4になるため絶対に敗戦は許されません。町田は次節も大阪とに直接対決ですが、とにかく名古屋を倒すという想いが出る試合になるでしょう。
この試合は11/12(日)14:00キックオフで、ABEMAで生中継されますので是非ご覧ください!
今シーズンはファイナルシーズンがあるため、消化試合はなくどのチームも勝ちたい終盤戦。非常に楽しみな試合が続きます。今後も特にレギュラーシーズンの注目ポイントである上位リーグ争いにフォーカスしてまた解説したいと思います。
それでは今回は以上になります。ありがとうございました!
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