#155 Fリーグ2024-2025Div.2 リガーレヴィア葛飾分析

リガーレヴィア葛飾

みなさんこんにちは。

現在、FリーグDiv.2の各チームの分析をしています。第3回はリガーレヴィア葛飾です。ぜひご覧ください!

これまでのF2チーム分析記事も併せてご覧ください!

リガーレヴィア葛飾 戦績

まずは今シーズンの戦績についてです。

今シーズンの葛飾は1勝2分15敗の勝点5、最下位でシーズンを終了しています。

日時 相手 スコア
1 2024/06/01 エスポラーダ北海道 1⚫︎2
2 2024/06/08 アグレミーナ浜松 3⚫︎5
3 2024/06/16 マルバ水戸FC 3⚫︎6
4 2024/07/27 ボアルース長野 1⚫︎4
5 2024/06/30 広島エフ・ドゥ 1⚫︎2
6 2024/07/06 ミラクルスマイル新居浜 3△3
7 2024/07/15 ポルセイド浜田 1⚫︎2
8 2024/07/20 ヴィンセドール白山 2⚫︎3
9 2024/08/11 デウソン神戸 1⚫︎3
10 2024/10/13 エスポラーダ北海道 2⚫︎8
11 2024/10/19 アグレミーナ浜松 2⚫︎5
12 2024/10/26 マルバ水戸FC 0⚫︎2
13 2024/11/03 ボアルース長野 3△3
14 2024/11/09 広島エフ・ドゥ 5○2
15 2024/12/28 ミラクルスマイル新居浜 3⚫︎4
16 2024/11/23 ポルセイド浜田 1⚫︎2
17 2024/12/01 ヴィンセドール白山 1⚫︎3
18 2024/12/14 デウソン神戸 1⚫︎4

それでは、具体的に得点や失点の傾向について分析していきたいと思います。

得点傾向

まずは得点傾向についてです。

葛飾の得点としては、総得点が34得点でリーグ最下位タイとなっています。内訳としては、定位置攻撃が8点、セットプレーが7点、トランジションが9点、特殊局面が10点となっています。

他チームとの比較においては、定位置攻撃がリーグ9位、セットプレーがリーグ9位、トランジションがリーグ9位、特殊局面がリーグ6位となっています。

葛飾の特徴としては、まず得点の少ないことが挙げられます。後述しますが、昨シーズンからの得点数が約半数と、この得点の激減が低迷の大きな要因であると考えられます。その中で定位置攻撃とセットプレー、トランジションの主要3局面が全てリーグ9位と、どの局面においても攻撃がなかなかうまくいかなかったシーズンであると言えるでしょう。

得点者については、今シーズン15名の選手が得点を挙げています。

多くの選手得点を挙げられることから考えると、誰が出ても同じようなプレーができるようにトレーニングされていることが想定できます。チーム内での解釈はわかりませんが、昨シーズンは監督の考えを選手に広く伝えることができるシーズンだったと言えるかもしれません。

また、昨シーズン多くの得点を挙げた高橋選手、平井選手、森岡選手、芝野選手などが退団していることはかなり影響しているとみてよいでしょう。昨シーズンは監督の戦術を広められた中で、今シーズンどの選手が突き抜けて得点を生み出すことができるか注目ですし、そのような選手が出てこなければ今シーズンも厳しい戦いになるかもしれません。

次に、直近2シーズンの推移を示します。

前述の通り、昨シーズンと比較して1試合平均の得点数が約半減しています。その中でも、定位置攻撃とセットプレー、トランジションの主要3局面がそれぞれ半分以下になっていて、その中でも定位置攻撃は約3分の1と大きく減少してしまっています。現状では、どの局面も2試合に1点ほどしか挙げられておらず、これといった武器もない状況だと思います。今シーズンは、何か一つでも得点源となる局面ができれば、得点数は増加する可能性があるのではないでしょうか。

失点傾向

次に失点傾向についてです。

葛飾の失点としては、総失点が63失点でリーグ7位となっています。内訳としては、定位置攻撃が23点、セットプレーが17点、トランジションが15点、特殊局面が8点となっています。

他チームとの比較においては、定位置攻撃がリーグ7位、セットプレーがリーグ8位、トランジションがリーグ6位、特殊局面がリーグ4位となっています。

葛飾の失点の特徴としては、突出して失点が多い局面があるというわけではないですが、定位置攻撃とセットプレーは他チームと比較して多い傾向にあります。

その中でセットプレーでの失点の内訳は以下の通りになります。

特にコーナーキックでは10失点とかなり多い数字になっています。このコーナーキックでの失点数は、リーグ最多失点となっています。

昨シーズンは米谷監督体制初年度のため、定位置攻撃、守備などの原則的な部分に注力していたかもしれません。セットプレーまでなかなか着手できなかったとすれば、コーナーキックをはじめとするセットプレー守備に注力すれば、手っ取り早く失点数の減少につながるかもしれません。

また、昨シーズンはゴレイロが定まらなかったことも気になるポイントだと思います。常に状態の良い選手が出場できるというのは競争原理が働きポジティブに働く側面はありますが、逆に言えば突出して評価される絶対的守護神がいないということも言えます。どの選手も正ゴレイロの座を狙っていると思いますので、誰がそのポジションを掴めるのかも来シーズン気になるところでしょう。

次に、直近2シーズンの推移を示します。

総失点についてはあまり変化していませんが、昨シーズンからの変化としては定位置攻撃とセットプレーでの失点が増加し、トランジションでの失点が減少していることがわかります。得点は定位置攻撃、セットプレー、トランジションで昨シーズンと比べて全て減少してしまった中で、トランジション守備は改善できたことがわかります。昨シーズンの失点の中でトランジションが非常に多くなっていたことの改善から対策がされたことが予想され、その点はうまくいったポイントでしょう。ただ、逆に定位置攻撃が増加したこともあるため、攻撃同様昨シーズンのベースから今シーズンの積み上げがどのようにされるか注目したいと思います。

今後についての展望

最後に、今後の展望について分析したいと思います。

主力の大量退団も影響してか、今シーズンまさかの最下位に終わった葛飾。まさかの開幕から13試合勝利がなく、結果的に1勝に終わるというシーズンになりました。

その最大の要因としては、得点を奪えなくなったことだと思います。得点源だった選手が退団し、米谷新監督は攻撃の再構築が求められましたが、なかなか結果が出なかったと言えます。今シーズンは2シーズン目になりますので、昨シーズンのベースにどれだけ積み上げができるかが注目ポイントと言えます。来シーズンどのような得点パターンが多くなるか、多くのスコアを動かせる選手が出てくるかが注目でしょう。

守備についても、失点数こそそこまで多くはありませんでしたが、上位に食い込むためにはさらに失点を減らしていくことは必要です。攻撃と同様、昨シーズンからの積み上げがどれだけでき、昨シーズン得点が増加したトランジションに移行できる守備が向上するかがポイントです。

今回はリガーレヴィア葛飾について分析しました。また次回をお楽しみに。ありがとうございました!

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