#158 Fリーグ2024-2025Div.2 アグレミーナ浜松分析

アグレミーナ浜松

みなさんこんにちは。

現在、FリーグDiv.2の各チームの分析をしています。第6回はアグレミーナ浜松です。ぜひご覧ください!

これまでのF2チーム分析記事も併せてご覧ください!

アグレミーナ浜松 戦績

まずは今シーズンの戦績についてです。

今シーズンの浜松は9勝1分8敗の勝点28、6位でシーズンを終了しています。

日時 相手 スコア
1 2024/06/02 ヴィンセドール白山 6○2
2 2024/06/08 リガーレヴィア葛飾 5○3
3 2024/06/16 エスポラーダ北海道 4⚫︎5
4 2024/06/22 デウソン神戸 4⚫︎6
5 2024/06/29 マルバ水戸FC 5○1
6 2024/07/07 ボアルース長野 0⚫︎6
7 2024/07/13 広島エフ・ドゥ 5○1
9 2024/07/28 ポルセイド浜田 5△5
8 2024/08/11 ミラクルスマイル新居浜 3⚫︎4
10 2024/10/13 ヴィンセドール白山 2⚫︎4
11 2024/10/19 リガーレヴィア葛飾 5○2
12 2024/10/27 エスポラーダ北海道 2⚫︎5
13 2024/11/02 デウソン神戸 2⚫︎5
14 2024/11/10 マルバ水戸FC 9○1
15 2024/11/17 ボアルース長野 2⚫︎3
16 2024/11/24 広島エフ・ドゥ 3○2
17 2024/12/01 ミラクルスマイル新居浜 6○5
18 2024/12/28 ポルセイド浜田 7○3

それでは、具体的に得点や失点の傾向について分析していきたいと思います。

得点傾向

まずは得点傾向についてです。

浜松の得点としては、総得点が75得点でリーグ2位となっています。内訳としては、定位置攻撃が27点、セットプレーが19点、トランジションが18点、特殊局面が11点となっています。

他チームとの比較においては、定位置攻撃がリーグ1位タイ、セットプレーがリーグ4位、トランジションがリーグ3位タイ、特殊局面がリーグ3位タイとなっています。

浜松の特徴としては、全体的にリーグ2位と攻撃力はリーグトップクラスであること、その中では定位置攻撃での得点が多いことです。浜松はもともと定位置攻撃が特徴だと思いますが、今シーズンもその通り定位置攻撃での得点が多いという結果になっています。

定位置攻撃での得点が27点ありますが、そのうち13点はPivoを活用したものとなっており、浜松の攻撃はPivoが起点になっていることがわかります。

その攻撃を牽引しているのは、エースでリーグ得点王の山桐選手です。

2年連続得点王の山桐選手ですが、定位置攻撃での得点が多いことはもちろんありますが、他の局面でも多くのゴールを奪っていて、山桐選手は浜松で最も注意すべき選手だと思います。

また、昨シーズン新加入となった尾崎選手の加入は浜松の得点力アップの要因になったと思われます。尾崎選手はスピードやアジリティが持ち味でゴール前に顔を出す回数も多く、シュートも上手いため大きな補強になりました。ゴールも14得点奪いましたので、尾崎選手の加入は浜松の得点力アップに大きく貢献したとと思われます。

次に、直近2シーズンの推移を示します。

特殊局面での得点は減少していますが、定位置攻撃とセットプレーの得点が増加していることがわかります。定位置攻撃やセットプレーはこれまで浜松が得意としてきた局面であると思いますので、その傾向が今シーズンも強かったと考えられます。また今シーズンは監督交代がありますので、得点力を維持、向上できるかは一つの注目点だと思います。

失点傾向

次に失点傾向についてです。

浜松の失点としては、総失点が63失点でリーグ6位タイとなっています。内訳としては、定位置攻撃が19点、セットプレーが15点、トランジションが17点、特殊局面が12点となっています。

他チームとの比較においては、定位置攻撃がリーグ5位タイ、セットプレーがリーグ6位タイ、トランジションがリーグ7位タイ、特殊局面がリーグ5位(最下位)タイとなっています。

浜松の失点の特徴としては、他チームと比較してトランジションと特殊局面の失点数が多くなっていることです。

トランジションに関しては、浜松が定位置攻撃を得意とする分相手はトランジションを狙ってくることは想定されます。浜松の攻撃力を活かすためにも、攻撃の終わらせ方が重要なポイントになってくるでしょう。

特殊局面の失点内訳は以下の通りになっています。

数値としては突出して失点が多いものがあるという訳ではありませんが、どちらかと言えばパワープレーやGK活用などの5対4の数的不利の状況に課題はある可能性があります。

特にGK活用については、リーグ最多失点となっています。

トランジションの失点が多いことを踏まえると、準備できない状況で数的不利になる局面に課題があると言えます。さらにGK活用をされた場合は、守備の苦手な選手がピッチに立っている場合も多くありますので、チーム全体の数的不利の守備の向上が必要になるのではないでしょうか。

次に、直近3シーズンの推移を示します。

失点の傾向としては昨シーズンと比較して増加している傾向にあります。今シーズン、多くなっていた特殊局面は昨シーズンと比較して減少していますが、その他の3局面は増加している傾向にあります。得点力の増加分、失点も同様に増加していることで最終順位はなかなか上向いていかなかったものと思われます。来シーズン昇格に向けて戦う中では、守備面の改善、特にトランジション守備の改善が必要になるのではないでしょうか。

今後についての展望

最後に、今後の展望について分析したいと思います。

リーグ2位の得点数で、屈指の攻撃力を持ちながらも、6位でシーズンを終えた浜松。F2に降格後、なかなか昇格争いに絡めないシーズンが続いています。これまでの浜松の特徴としては定位置攻撃でしたが、昨シーズンもその攻撃力は健在でした。とは言え、6位で終了したのは満足いくものではないと思います。

今シーズンについては、失点をどのように減らしていくかがポイントになってくるでしょう。ただし、攻撃力を削いで良い訳ではないので、現在の得点力を維持しながら失点を減らしていくかが重要になります。その点で考えられるポイントとしては、トランジションでの失点をどこまで減らせるかだと考えます。トランジション守備の中でも重要なことは2つ、攻撃と終わらせ方数的不利の守り方です。攻撃のトレーニングの中でトランジションを受けないようにすることと、トランジションを受けた時にどのように守るかの2つを重点的に強化することが良いのではないでしょうか。それによりGK活用の守備にも対応できるようになると思います。

今回はアグレミーナ浜松について分析しました。また次回をお楽しみに。ありがとうございました!

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